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降「えっと…
君のお兄ちゃんとウーゴ君はちょっとお出かけしているんだよ」
「…!おで…かけ…っ?」
降「そうそう
けどあの部屋からは2人ずつでしか出られないんだ
だからアラジン君はウーゴ君と
A…ライハーネフは僕と一緒にって事になったんだ」
「…」
さすがにこの言い訳は苦しかっただろうか
目に涙を溜めながらじーっと降谷を見てくるA
降「…嫌かな?
僕と一緒なのは」
少し困ったように降谷がそう聞くと
Aはぱちぱちと目を瞬かせ
小さく首を横に振った
「…いやじゃ…ない」
降「!」
その言葉に降谷はほっとすると
Aの頬の涙を拭ってやる
降「…大丈夫だよ
君には僕がいるからね」
「!…うんっ」
.
とりあえず今Aが着ているだぼだぼの服の着替えと
自分もスーツから部屋着に着替えてしまおうと降谷が部屋の中を移動していると
降「…」
Aが後ろをついてくる
ちょこちょことついてくる
降谷のズボンをきゅっと掴みついてくる
下を見るとにぱぁっと笑ってくる
降「(可愛いが過ぎるだろ…!!)」
サイズ感がヤバい
小動物感がすご過ぎる
愛しさがガチで止まらない
降「本当に可愛いなライハーネフは…!」
あまりの可愛さに我慢出来ず降谷はAを抱き上げ抱き締めよしよしと撫でる
自分の顔が緩みきっている自覚はあったが今はプライベートなので気にしない
にこにこしているAを抱っこしたままタンスを開け服を出す
降「あまり小さなものに着替えていきなり戻られても困るからな…
とりあえずライハーネフ
試しにこっちに着替えて…」
「れーくん」
降「ん?」
するとAが降谷を呼んだ
「らいは らいはーねふだけど
らいだよ?」
そう言うAに
降谷の動きがぴたりと止まった
「うーごくんもね
らいのこと らいってよぶしね
おにーちゃんも…」
そう言おうとして
今度はぴたりとAの動きが止まった
降「…!」
目を大きくさせ降谷を見てくるA
それに降谷はハッとした
ヤバイまずい今抑えきれない感情を顔に出していたかもしれない
すぐに笑ってAを見る
降「そうだね
ウーゴ君とアラジン君はライハーネフの事をそう呼ぶかもしれない
けど僕は…」
「…れーくんは…」
降「…!」
するとAが小さく声を出し
悲しそうに顔をくしゃっとさせると
「…らいのこと…きらい…?」
大きなおめめをうるうるとさせそう言ってきた
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みひろん(プロフ) - 拝見させて頂きました☆とても良い内容で楽しくて楽しくて♪更新が気になりす (2021年5月3日 22時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 続き楽しみにしてます!ストーリーも設定も何もかもが好きです。頑張ってください (2021年4月24日 11時) (レス) id: f21a562c74 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - コレ見てるのが唯一の癒しです…!!!ほんと好き…作者様愛してる… (2021年4月22日 11時) (レス) id: 1863eb5089 (このIDを非表示/違反報告)
いよ - 続きが気になります!とっても面白くて読みやすいので!これからも頑張ってください! (2021年4月18日 12時) (レス) id: 4f68d69473 (このIDを非表示/違反報告)
ポラン - この作品凄く好きなのでよく拝見させていただいております!!劇場版バージョンとかも見てみたいです!!これからも頑張ってください!!! (2021年2月17日 23時) (レス) id: 60ead42250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ | 作成日時:2020年1月1日 13時