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「授業中少しだけルフが騒いでたんだよね…
嫌な予感もちょっとしてたし…
けど授業が終わった頃にはもういつも通りだったから気のせいだったのかなと思ってたんだけど…」
降「…なぁまさかとは思うが僕に何かあった時必ずAに伝わるような魔法が僕にかけられてたりしないよな?」
「かけてほしいのかい?
似たような魔法は知ってるから出来なくはないけど人権を無視したような魔法だから気乗りはしないなぁ…」
降「いやかけてほしくないやめてくれ
というかどんな魔法だそれは」
「特殊な音波で干渉してその人の頭に入り込む魔法なんだけど実際体を乗っ取ってるようなものさ
その人に入ってくる情報は全て把握出来るうえに体も操る事が出来るみたいなんだけど」
降「…何だその本気で恐ろしい魔法」

本当に人権に関わりそうな内容に降谷はドン引きしている

プライバシーの侵害を越えている

まず何よりそれをAが出来るという事実が恐ろしい



降「…そんな魔法使うなよ…?」
「使わないさ
使わなくても多少の事ならわかるし」
降「“多少”」
「まぁ零お兄さんが了承してくれるなら使えるか一度試してm」
降「了承する事は今後絶対にありえない」

使われてたまるかと降谷は即答する

ただでさえ魔法無くとも人の事を見透かしてくる子なのにそれ以上って考えたくない



「まぁ今度また嫌な予感したら仮病使って学校抜け出してくるよ」
降「いやいいからなそんな事しなくて」
「という事でさっそく…」
降「ちょっと待て」

足の怪我に触れてこようとしたAを降谷が止めた

Aが杖を手にしていた時から治すつもりだとわかっていたから注意して見ていた



「何だい?」
降「治さなくていい
さすがに骨折を一日で完治は常識的に考えておかし過ぎるだろ」
「大丈夫だよ
本当は骨折じゃなかったって言っておけば」
降「…医者には何て説明すればいいんだ」
「もう行かなくていいと思うよ」
降「…公安で世話になってる医者なんだが…」
「気にしなくても零お兄さんだし骨折くらい一日で治しても納得してもらえるよ
零お兄さんだし」
降「…何で二回繰り返した?
君は僕を何だと思ってんだ」
「頑張ればファナリスに追いつくと思うんだ」
降「どう頑張っても無理だ」

さすがにあの種族は最強過ぎる



降「…この際はっきりさせておこう」
「?」
降「…どの程度の怪我を治したらAの体に影響が出てくる?」

降谷が真面目な表情でそう聞いてきた

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みひろん(プロフ) - 拝見させて頂きました☆とても良い内容で楽しくて楽しくて♪更新が気になりす (2021年5月3日 22時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 続き楽しみにしてます!ストーリーも設定も何もかもが好きです。頑張ってください (2021年4月24日 11時) (レス) id: f21a562c74 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - コレ見てるのが唯一の癒しです…!!!ほんと好き…作者様愛してる… (2021年4月22日 11時) (レス) id: 1863eb5089 (このIDを非表示/違反報告)
いよ - 続きが気になります!とっても面白くて読みやすいので!これからも頑張ってください! (2021年4月18日 12時) (レス) id: 4f68d69473 (このIDを非表示/違反報告)
ポラン - この作品凄く好きなのでよく拝見させていただいております!!劇場版バージョンとかも見てみたいです!!これからも頑張ってください!!! (2021年2月17日 23時) (レス) id: 60ead42250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2020年1月1日 13時

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