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…何も言ってねぇけど!!?
いやもうAに俺の正体バレてんだろうってのは知ってた!!
知ってたけれども…!!
実際A本人の口から“君は工藤新一君だね”とかはっきり言われたわけじゃねぇんだぞ!?
それを間接的にしかも母親から“本当の事言っちゃえるくらい仲のいいお友達なのね!”なんて明るく言われた俺の気持ち考えてくれよ複雑過ぎるわ!!
しかも“工藤新一”としてはまだ一度も会った事すら無ぇのにその母親と“コナン君のお友達”でよく普通に会話出来たなすげぇなあの子!!
そもそもAって俺が“工藤新一”だといつの段階でわかってたんだ!?
つうかこれAがどこまで知ってんのか知らねぇけどもう組織がどうで薬でどうとか全部説明した方がいいレベルじゃねぇか!?
コ「…」
そこまで考えて
コナンはふっと悟ったような乾いた笑みを漏らした
コ「(いや駄目だAにだけはぜってぇ言えねぇ…!!)」
そんなん説明したらAなら組織の連中っぽい奴見つけたら絶対ついていく(※前科ありまくり)
ただでさえ問題が多過ぎる子なのにこれ以上問題を増やさせるわけにはいかない
さすがにそれはAを組織とは関わらせないようにしているであろう安室さんに申し訳なさ過ぎる
降「コナン君?
さっきから百面相してるけどどうかしたかい?」
コ「…!」
声をかけられハッとした
カウンターの向こう側からコナンを見ている降谷
いつの間にかコナン以外客は誰もいなくなっていた
コ「(そうだった…!)
えっと…安室さん」
そこでコナンは本来の目的を思い出した
コ「聞きたい事があるんだけど…」
降「?」
人の少ない時間帯かつ降谷が一人になる時間を狙って来た理由
コ「Aさんってもしかして…安室さんと一緒に住む前は…虐待とか受けてたの…?」
降「え?」
それは降谷が警察側の人間だと知ったからこそ
ようやく聞ける事
コ「初めて会った時…Aさん怪我してたけど…
もしかして安室さんと一緒に住んでるのって…安室さんがAさんを保護したとかそういうんじゃないのかって…」
降「!」
コ「それにAさん…怪我とかそういうのに慣れ過ぎてるような気がしたから…
日常的に暴力を振るわれてたんじゃあ…」
コナンが知りたかったのは
降谷とAが一緒にいる事になった理由だった
降「…コナン君はAと僕が本当は親戚関係ではない事を知ってるんだったね」
コ「!うん」
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みひろん(プロフ) - 拝見させて頂きました☆とても良い内容で楽しくて楽しくて♪更新が気になりす (2021年5月3日 22時) (レス) id: 3625b37890 (このIDを非表示/違反報告)
さの - 続き楽しみにしてます!ストーリーも設定も何もかもが好きです。頑張ってください (2021年4月24日 11時) (レス) id: f21a562c74 (このIDを非表示/違反報告)
りゅうび - コレ見てるのが唯一の癒しです…!!!ほんと好き…作者様愛してる… (2021年4月22日 11時) (レス) id: 1863eb5089 (このIDを非表示/違反報告)
いよ - 続きが気になります!とっても面白くて読みやすいので!これからも頑張ってください! (2021年4月18日 12時) (レス) id: 4f68d69473 (このIDを非表示/違反報告)
ポラン - この作品凄く好きなのでよく拝見させていただいております!!劇場版バージョンとかも見てみたいです!!これからも頑張ってください!!! (2021年2月17日 23時) (レス) id: 60ead42250 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ | 作成日時:2020年1月1日 13時