184 ページ48
184
コ「…“何があっても最終的にはどうにか出来る”んじゃなかったのか?」
沖矢に送られ
シャワーと蘭の着替えを借りた後
ソファに座って蘭が入れてくれたココアを飲んでいたAの隣に座りコナンがジロリと見て小声でそう言った
「…いやぁ…さすがに意識失っちゃったら私にもどうにも出来ないよ…」
コ「…おい誰だよこの前俺に“自分の力を過信して命を落とすような事だけは絶対にあったらいけない”とか説教してきた奴」
「…コナン君記憶力いいね
けどコナン君達いたし最終的には何とかなるかなって…」
コ「結局人頼みかよ」
ため息を吐くコナン
「?」
しかしすぐに笑顔を浮かべ立ち上がった
コ「蘭姉ちゃん!
ちょっとA姉ちゃんが逃げないように抑えといて!」
蘭「え?」
「えっ?」
コ「さっき安室さんがポアロにいるの見かけたから僕安室さんに報告してくるね!」
「っ!?」
コナンの言葉にガバッとAが立ち上がろうとした
その肩を蘭がにっこりと抑えたのを見てコナンはぴゅーっとポアロに駆け降りていった
こういう時誰かが何か言うより安室に説教してもらう方がAは一番堪えるようだとコナンは最近学んだ
…まぁそれでAが言う事を聞くかは別として
.
降「どういう事ですか溺れたって!!」
降谷がコナンに報告を受け探偵事務所に駆け込んできた
Aに血相変えて詰め寄る
「えっと…小さい子が池に落ちたから…その…反射的に…」
降「昨日注意したばかりでこれですか!?
本っっっ当に君は次から次へと…!!」
「けど助かったし…」
降「だから良しとはならないと言ってるでしょう!!
心肺停止状態だったとコナン君から聞きましたよ!!」
「それはその…何と言うか…」
降「言い訳は聞きません!!
だいたい君はいつもいつも…」
ガミガミと説教している降谷
小「…安室君…苦労してるんだな…」
一番最初は高校生の女の子といい歳の男との同居に良くは思っていなかったがそれは杞憂だったと小五郎は思った
完全に保護者だこれは
蘭「…と言うか安室さんってこんな風に怒るんだ…」
コ「(本気でブチ切れたらこんなもんじゃねーぞ)」
叱られているAを哀れみを込めた目で見る三人
完全にAが悪いので止める気は一切無い
「(そう言えばあのお兄さん秀一お兄さんだったなぁ…)」
降「A!!
聞いてるんですか!!」
「…ハイ」
説教はまだまだ続きそうだ
1759人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時