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降「まず溺れてる誰かを見つけたらペットボトルや膨らましたビニールなど何か浮く物を投げろ」
「!うん」
降「それから手を伸ばすかロープや棒でも長い物を使う事
出来るだけ水の中に入らないようにして救助するのが一番いい」
「うん」
降「飛び込むのはあくまで最終手段でそもそも泳げないのに水の中に入るのは論外…」
「?」
すると降谷が言葉を止めた
降「…」
「?零お兄さん?」
そしてじっとAの顔を見る
いや駄目だなこの子の場合今何を言おうが泳げないの忘れて絶対飛び込む
でなければ現在進行形でトラウマになんかなっていない
降「…いやまず前提条件としてA
君は川とか池に極力近づくな」
「はーい」
降「(明日ポアロ入ってるし…学校から蘭さんが帰ってきた頃に注意して見ておいてもらえるよう頼みに行くか…)」
しかし事件が起きるのは
その翌日の事だった
.
.
「蘭ちゃん大変だねぇ」
蘭「そうなの!
しかもその時お父さんったら…」
学校の帰り道
蘭と歩いていると
蘭「あ!」
「?」
蘭が何かに気づいた
Aは蘭が見ている方に顔を向ける
公園の池にかかる橋の上
そこにはコナンと
明るい髪色の眼鏡をかけた男性がいた
「(あれ?)」
蘭「コナン君!昴さん!」
二人のもとに足を進める蘭にAも付いていく
コ「蘭姉ちゃん!
A姉ちゃんも!」
蘭「どうしたの?
こんなところで」
コ「たまたまそこで昴さんと会って…
あ!昴さん!
この人がAさんだよ!」
沖「…ホー…貴女がAさんですか」
眼鏡をかけた男性
沖矢昴はAに笑いかける
沖「初めまして
冲矢昴と申します」
「…」
『?』
じーっと沖矢を見ているA
それに三人は疑問そうな表情をする
その時
子「わぁぁぁ!!!」
バシャンッ!!
『!?』
すぐ近くで叫び声が聞こえてきた
子供が橋から落ちたようだ
しかもその子供は泳げないのか溺れている
『!!』
それにAが瞬時に橋の手すりを飛び越えた
「あ」
バシャンッ!!
コ蘭『…いや嘘だろ(でしょ)!?』
今“あ”って聞こえた
絶対手すりを乗り越えた瞬間自分が泳げないのを思い出したであろう“あ”だった
コナンと蘭は驚愕した
沖「…今“あ”って聞こえた気が…」
コ「それAさん泳げないからだよ!!」
沖「…は!?」
蘭「今すぐ助けに…!!」
コ「待って蘭姉ちゃん!!」
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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時