検索窓
今日:36 hit、昨日:36 hit、合計:815,908 hit

180 ページ44

180





園子「A!!
行くわよ海!!」


ポアロでバイト中


飲み物を運んできたAに園子がそう言った

皿を拭いていた降谷がにこっと笑った

その降谷の笑顔を見てコナンの顔が引きつった



コ「(この人Aさんが海行くの許可してくれんのか…?)」

組織のバーボンで掴み所の無い謎が多過ぎる男だがAの事を大切にしているという点においては信用出来る男だとコナンは思っている

しかしこの男マジでどういう経緯でどうしてAと一緒にいる事になったんだとそこら辺の事件性のありそうな疑惑は消えていない



蘭「園子の家が経営するホテルのプライベートビーチなんだけどね!
そこがすごく綺麗なんだよ!」
園「しかもそのホテル!
高貴な身分の宿泊客が多いから軽々しくナンパしてくるような野蛮な男はいないでしょうし!
これなら安室さんも安心でしょ!」
降「そこに男が一切いなければ安心です」
コ「(いや行かせる気無ぇだろこの人!!)」

コナンの思っている通りもちろんAを行かせる気は毛頭無い降谷



降「?」

ふと降谷が気づいた

喜んで“行く!”と言ってきそうなAが先程から一言も発していない

疑問そうにAを見る



園「Aだって行きたいわよね!」

そう聞いてくる園子

Aはにっこり笑うと



「遠慮しとくよ」
コ蘭園『え!?』

そう言った

これには降谷も目を瞬かせた



園「何で!?」
「ごめんよ
海水苦手なんだ」
園「まさかの海水駄目な人!?」
蘭「あ!
海水が駄目ならプールなら大丈夫じゃない?」
「ごめんよ
プールの塩素苦手なんだ」
園「それなら鈴木財閥が経営するプール施設があるわ!
温泉水だから身体にもいi」
「遠慮しとくよ(即答)」
『…』

無言になる一同

にこにこしているA

今言い切る前に遠慮したぞこの子

もはや拒否ってるんじゃないかと思う程だった



蘭「えっと…Aちゃん…?
もしかして行きたくない…?」
「違うよ私はまだ死にたくないだけさ」
蘭園『どういう事!?』
コ「…A姉ちゃんもしかして…」

そのAの様子にコナンにある考えが浮かんだ




コ「…カナヅチ?」
「人間だよ」
コ「A姉ちゃん違う
そっちじゃない」
降「泳げないんですか?」

降谷の言葉にAが固まった



『!』

固まること数秒

にこっと笑うと



「お手洗いの掃除してくるね!」
降「うん ちょっと待ちなさい」

トイレ掃除に逃げようとした

そのAの肩を降谷が掴んだ

181→←179



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (762 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1758人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。