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べ「…ちょっと前見て運転してよ」
降「！…はい」
驚きのあまり運転中にも関わらずベルモットに顔を向けた降谷にベルモットは注意する
べ「少し前Aとお茶をしに行った時の話よ」
降「…(あれか)」
Aが“ベルお姉さんとチョコレートパフェ食べてきた！”と喜んで報告してきた時があった
ベルモットとあまり関わってほしくない降谷が思わず顔を引きつらせたのは記憶に新しい
べ「電話でジンにそう聞かれたわ
だから直接本人に話を聞いてみたらあの子ジンに名前を聞かれて教えたみたいなの
ジンの事を“目つきが怖くて笑って人殺してそう”と思っておきながら」
降「いやそんな奴にどうして名前を教える気になったのかまるで理解が出来ないんですけど」
べ「…同意見よ」
二人揃ってため息をつく
ベ「…まぁジンの様子からして組織に関わらせるわけじゃなく本当に気になってただけみたいね
…ただ関係無いと言い切るのはジンがAに惚れていて組織に関わらせたくないと考えているようにしか思えないのだけれど」
降「…あのジンが？」
べ「あのジンが」
降「…」
べ「…おかしな話ではないわよ
だってAだもの
惚れる男なんて星の数程いるでしょうに」
ベルモットの言葉にどことなく不機嫌そうな空気を醸し出している降谷
べ「…(独占欲は相変わらずね…そんなに好きならさっさと恋人にしてしまえばいいのに…)
…ところで“怪我した”って言ってたけど何かあったの？」
降「…最近誘拐されて犯人から暴行受けたんです」
べ「はぁ！？」
降谷の言葉にベルモットは声をあげた
べ「大丈夫だったの！？」
降「A本人は大丈夫だと言っていますよ
本当なら男性恐怖症やらに陥ってもおかしくない状況を笑って警察に話していたそうですしまぁ本人からしてみれば本当に大丈夫なんでしょう
正直全くもって大丈夫だとは思えないうえに警察からは“この子色んな意味で大丈夫か”的な目で見られましたが」
べ「…」
ベルモットは心配やら呆れやらが混じった複雑な表情をしている
べ「…もうあの子外に出さない方がいいんじゃないかしら？」
降「そう出来るものならとっくにしてます」
ベ「(出来るものならするのね…)」
それにしても知らない人間について行くわヤバイ男に惚れられるわ誘拐されるわ本当に何て子だろうか
ベルモットは大きくため息をつく
べ「…あの子の将来が本気で心配だわ…」
降「(母親か)」
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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (
レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能！！！凄いです！！ (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます！ (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2018年12月14日 23時
