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ウ「…にしても前にすれ違った時も思いましたがとんでもなく綺麗な子ですね…まるで本の中から飛び出してきたような…
あれじゃあ誘拐したくなるのもわか…
…あ！いや！
さすがに誘拐はしませんが！」
慌てたようにそう言うウォッカ
ふとウォッカはジンを見る
ウ「…ところで兄貴
どうしてあの嬢ちゃんを送る気に？
もしかしてあの嬢ちゃんには何か…」
ジ「何も無ぇよ」
ウ「！」
ジ「…ただの気まぐれだ
行くぞ」
.
ベル「遅かったじゃない」
とある一室
ジンとウォッカが中に入るとベルモットとバーボンとして潜入している降谷がいた
不機嫌な表情でベルモットが声をかける
ベル「朝早くに呼び出しといて遅刻？」
ウ「いやそれが…怪我した女子高生を学校まで送り届けてて…」
ベル「…は？」
眉を寄せ声を出すベルモット
“怪我した女子高生”という言葉にぴくりと降谷が反応した
降「…へぇ？
女子高生と関わりがあるなんて意外ですね
知り合いか何かですか？」
しかしそれを悟られないよう笑みを浮かべそう聞く
内心嫌な予感しかしていない
ウ「知り合いっつうわけじゃねぇけどそれが珍しい青い髪したとんでもなく綺麗な…」
ジ「ウォッカ」
“青い髪”で降谷は笑みを浮かべたまま固まりベルモットも動きを止めた
しかしその二人の様子に気づく前にジンが話を遮るようにウォッカを呼んだ
ジ「こいつらには関係無ぇ話だ」
ベル「…何？
続きが気になるんだけど
確かそれってこの前ジンが電話で…」
ジ「黙れ」
『！』
鋭い目でベルモットを睨むジン
ジ「…ただの一般人だ
余計な詮索すんじゃねぇ」
『…』
ジンは低い声でそう言う
それ以降その話は出る事無く仕事の話に移った
.
ベ「…一ついいかしらバーボン」
降「…何ですか」
裏の取引先相手のもとまで二手に分かれ移動中の車内
ベルモットが降谷に声をかける
べ「…貴方はAを組織と関わりを持たせる事はしないと思ってたけどもしかしてAを組織にでも入れるつもり？」
降「そんなわけ無いでしょう」
べ「ならどうしてあの子ジンとまで関わり合いを持ってるの」
降「こっちが聞きたいですよ」
べ「…」
ベルモットはため息をつき窓の外に目を移す
べ「…実はAがジンと会ったのは今回だけじゃないわよ」
降「…は？」
べ「一度ジンに聞かれた事があったのよ
“青い髪のAって言う女知ってるか”って」
降「！？」
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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (
レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能！！！凄いです！！ (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます！ (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2018年12月14日 23時
