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「零お兄さん!!
法定速度大丈夫かい!?」
降「緊急事態だから問題無い」





来葉峠を猛スピードで駆け抜ける白いRX

その前方には追いかけられている事を知ってか同じく猛スピードで走っている大型トラック

そのトラックには大量の麻薬が乗せられていた



「速いね!!
空飛びそうだね!!
飛びたくなっちゃうね!!
飛んじゃおっか!!」
降「やめろ飛ぶな
と言うか何でそんなテンション上がってるんだ楽しそうだなおい」
「空飛んで飛ばす時これくらい飛ばすもん!!」
降「(…車の免許は絶対取らせないようにしよう)」


事の発端はポアロを閉めた後

降谷とAが車で帰宅中に降谷の携帯に風見から連絡があった

追っていた麻薬の密売人の潜伏場所と麻薬を運ぶために使用されている車種とナンバーが特定出来たと

その車種とナンバーを聞いた瞬間まさにそれと一致するトラックが降谷の車の真横を通り過ぎたのだ



そしてそのトラックを追いかけ現在に至っている




「と言うかこれどうやって捕まえるつもりだい?
さすがに大型トラック相手にこの車じゃ勝てないよ?」
降「タイヤを銃で撃ち抜いて動きを止める
そのためにはまずどこか標準を合わせられる場所があれば…」
「なるほど…」

Aは何か考えるような表情をすると



「ねぇ零お兄さん」
降「何だ」
「犯人確保に協力するからやらしてほしい事があるんだけど」
降「…“やらしてほしい事”?」

追いかけるトラックから視線は外さずに降谷はAの言葉を聞き返す



「前に言ったでしょう?
私この世界ではうまく魔法が使えないんだ」
降「…言ってたな(あれでうまく使えてないのか…)」
「それって私が使える魔法の限度がわからないって事なんだ」
降「…“限度”?」
「人には“魔力”というものが備わっているという話はしたね
それが空っぽになると魔法は使えなくなるしそれを越して使おうとすると命に関わってきてしまうんだ」
降「…」

何となくAの言いたい事がわかってきた降谷



「何が言いたいかと言うとね
ちょっと強めの魔法を使いたいんだ
間違えて死んじゃう事の無いようにね」

要するに“限界ギリギリまで盛大に魔法を使わせろ”という事だ

降谷は眉間に皺を寄せ渋った表情をする



降「…“ちょっと強め”ってどのくらいだ
それによる」
「安心しておくれよ
私の魔力はこの世界ではもとの世界の10分の1くらいまで減っちゃっているみたいだから」

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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時

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