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「裕也お兄さん!」
風「!」

警察庁のとある一室

風見を見たAは風見に近寄る



「久しぶりだね!」
風「あぁ…今はAだったな
元気にしてたか?」
「もちろんさ!」
風「そうか…」

笑っているAに風見が安堵した様子を見せる

降谷がAを気にかけていた風見にAを会わせるため時間を空けさせ会いに来ていた




降「A
僕は報告があるから少し外れるが…
風見と待っていられるな?」
「うん!」
降「じゃあ風見
Aを頼む」
風見「はい」

そうして降谷は部屋を出ていった



風見「えっと…A
…降谷さんとはどうだ?」
「零お兄さん?
すっごく優しいよ
いろんな事いっぱい教えてくれるし」
風見「…怪我の具合は平気か?
最初の頃に比べたらマシにはなったようだが…」
「平気さ!」
風見「…なら良かった」

ほっとしたように笑う風見

にこにことAが見てくる



風見「…何だ?」
「ふふっ やっぱり裕也お兄さんも優しい人だなぁって」
風見「!そ…そうか…?」
「うん!」

Aの言葉に風見は照れた様子を見せる


それから会話をする二人



「“灼熱の連弾(ハルハール・ラサース)”(ポポポポン)」
風見「火の玉!?」
「あと絨毯無くても浮遊魔法で飛べるよ
ほら(ふよー)」
風見「浮い…!?
っていや待て待て待て誰か来たらどうするんだ!?」

驚きながらも慌てて浮いているAの肩を掴み椅子に抑える



風「…本当に不思議過ぎるな君は…」
「そうかい?
あ そうだ祐也お兄さん
零お兄さんが携帯買ってくれたんだ
連絡先教えておくれよ」
風「!あぁ」
「魔法無しで通信出来るなんてすごいよね
本当にこの世界は不思議だなぁ」
風「…うん だから君がな」

携帯をいじるAを眺める風見



風「…」

降谷から聞いたAの様子

いつもにこにこと笑っていて

“帰りたい”と嘆く事もない

まだ泣くなりしてくれた方が

本心を知れるのに…と



風「…なぁA」
「?」
風「何か…不安に思う事は無いか?」
「え?」
風「もし何かあったら…
降谷さんにも…自分にも…
何でも言っていいんだからな?」
「!」

風見の言葉に

Aは何度か目を瞬かせた後



「…零お兄さんと裕也お兄さんと初めて目を合わせた時」
風「?」
「私を見る目は警戒でも疑いでも何でもなかった
ただ本当に…驚いていただけだったね」
風「!」
「どうして?
危険なものだとは思わなかったのかい?」

首を傾げそう聞く

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sou(プロフ) - マギ×コナンって異彩の組み合わせすぎてどうなるんだろって思っていましたが、すごく引き込まれてしまいました!!長編なのも嬉しいです!! (2022年3月22日 19時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくん - 待って、作者さんと、自分の設定した名前同じなんだけどw w (2021年8月28日 21時) (レス) id: 6d65fc1765 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すっごくおもしろくて続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 412749cfeb (このIDを非表示/違反報告)
本の中の住人 - すごく面白いです。続きが気になります、ぜひ続きを書いて欲しいです。 (2018年11月7日 21時) (レス) id: 7e54d3b988 (このIDを非表示/違反報告)
はんこ。(プロフ) - マギの作品が中々無い中この作品を見つけて、まさかの大好きな名探偵コナンへのトリップもので大歓喜してます...。これからも応援しています! (2018年7月3日 1時) (レス) id: 2ed72ca7de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年4月22日 0時

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