魔法使いと零お兄さん【名探偵コナン／降谷零 安室透】

38.6 ページ44

38.6







“洗濯機”






「零お兄さん！！
何か洗濯機からすごい泡出てきた！！」
降「…は？」

見に行くと洗濯機から大量の泡がわき出ていた

床が泡で埋もれている



降「…A」
「はい」
降「…洗剤どのくらい入れた？」
「いっぱい」
降「…“一杯”？」
「いっぱい」
降「…」
「いっぱい入れた方が綺麗になるかと思って」
降「…」
「…ごめんなさい」
降「…うん 次は表示通り入れような」


この後二人で掃除した








“電子レンジ”





パァン！！


降「ん！？」

台所から破裂音が聞こえてきた

急いで台所に向かうと電子レンジの前でAがぽかーんとしていた



降「…何入れた？」
「た…たまご」
降「…」

電子レンジを開けるとたまごの白身やら黄身やらが散乱していた

酷い惨状だった



「入れたらゆで玉子になるのかなって…」
降「…むしろ爆発するな」
「…ごめんなさい」
降「…うん 言わなかった僕が悪かった」


この後二人で掃除した



降「…A
一応言っておくが」
「？」
降「濡れた猫とか犬とか入れて乾かそうとするんじゃないぞ？」
「入れたらどうなるんだい？」
降「たまごと同じ状態になる」
「絶対入れない！！」









“自動販売機”





ガコンッ


降谷は販売機の取り出し口から買った缶コーヒーを取り出す

それにAが“おぉ！”と目を輝かせる



降「こうやって飲みたい物のボタンを押せば出てくる
金額を多く入れた時はお釣りも出てくるから忘れるなよ」
「うん！」

降谷に教えられた通りお金を入れ並んでいる飲み物を見る

どれにしようかと少しの間迷った後ボタンを押した

おしるこだった




降「(まさかの“おしるこ”)」
「本当だ！
書いてあった通りあったかい！」

にこにことおしるこを取り出している



降「…前の世界でもあったのか？」
「ううん 無かったよ
だからどんなのかと思って」
降「…チャレンジャーだな」
「これどうやって飲むんだい？」


初めてのおしるこに絶賛してた

38.8→←38.4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す