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降「…まだ勉強するか」
「魔法使いは知的探求心が旺盛だからね」
降「…そうなのか
けど今日はもう終わりにして寝た方がいい」
「ううん
眠くないからもう少し起きてるよ」
降「…昨日寝ていないのに眠くないわけないだろ」
「本当に眠くないんだ
全然寝れる気がしないし」
降「…(体内でアドレナリンでも大量に分泌されてんのか…？)」
「だから零お兄さん先に寝てて大丈夫だよ
眠くなったらちゃんと寝るから」
降「…」
そう言って教材に目をやるA
そんなAに降谷は眉を寄せる
“寝る”と言いながらこの子寝ない気がする
「！」
すると降谷がAの手から教材を取り上げた
「え？
わ…！？」
取り上げた教材をテーブルに置き次に目を大きくして見上げてきたAを抱き上げる
「零お兄さん力持ち…！」
降「Aが軽過ぎなんだ」
「…ってあれ？
何で私抱えられてるんだい？」
降「寝るぞ
僕も寝るから」
「えっ 私眠くな…」
降「知るか」
「(“知るか”！？)」
Aを抱え寝室のベッドまで運ぶと
ベッドに下ろし布団をかける
降谷もその隣に横になり肘をつきAを見る
降「寝ろ」
「…いや零お兄さん…見られてたらすごく寝にくいんだけど…」
降「寝ろ」
「…」
ものを言わせぬ降谷にAは困ったような表情をした後
見られていると気まずいのか布団を頭まで被る
「…おやすみ
零お兄さん」
降「あぁ おやすみ」
.
「…」
20分程経っただろうか
眠気は一切訪れていない
やはり眠れない
Aは布団の中で小さくため息をつく
「(零お兄さん寝たかな…)」
寝てたら何か読むもの持ってこようと思い
そろそろと目から布団を下げ
ちらりと隣に視線を向ける
「…！」
降「…」
ばっちりと青い目と合った
先程と全く同じ様子の降谷にAは若干びくっとした
降「…」
「…」
降「…」
「…いや寝ようよ」
降「こっちの台詞だ」
ちなみに降谷はAが布団に潜った後も黙って様子を見ていた
布団を握る手が緩められていないのにAが寝てないとわかっていたからだ
「…えっと…何か読んでる方が寝れる気がするから歴史の本持ってきても…」
降「駄目だ寝ろ
二徹する気か」
「…それより零お兄さん明日朝早いんじゃなかったかい？」
降「早いな」
「ならもう私の事は気にせず寝た方が…」
降「Aが寝たら僕も寝る」
この時点で降谷はAが寝たと確認出来るまで一切寝る気は無かった
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sou(プロフ) - マギ×コナンって異彩の組み合わせすぎてどうなるんだろって思っていましたが、すごく引き込まれてしまいました！！長編なのも嬉しいです！！ (2022年3月22日 19時) (
レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくん - 待って、作者さんと、自分の設定した名前同じなんだけどw w (2021年8月28日 21時) (レス) id: 6d65fc1765 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すっごくおもしろくて続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 412749cfeb (このIDを非表示/違反報告)
本の中の住人 - すごく面白いです。続きが気になります、ぜひ続きを書いて欲しいです。 (2018年11月7日 21時) (レス) id: 7e54d3b988 (このIDを非表示/違反報告)
はんこ。(プロフ) - マギの作品が中々無い中この作品を見つけて、まさかの大好きな名探偵コナンへのトリップもので大歓喜してます...。これからも応援しています！ (2018年7月3日 1時) (レス) id: 2ed72ca7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2018年4月22日 0時
