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降「昨日の僕の隠した意味は何だったんだ…」
降谷はため息を吐く
「意味ならあるさ
零お兄さんは私を危険な事に巻き込まないように隠そうとしてくれたんでしょう?
それはよくわかったから」
降「…わかってくれるのはありがたいが…」
じろりとAを横目で見る
降「…必要以上にわかられている気がするのは僕の気のせいか?」
「零お兄さんってわかりやすいよね」
降「生まれて初めて言われたぞそんな言葉」
と言うか自分がわかりやすいんじゃなくて君がおかしいんだ
…とはさすがに言わなかった
今までトリプルフェイスを務めそれこそ他人に内情を悟らせるなんてミスはしないしするつもりも無い
しかしこの子の場合話は別だ
恐らくこの子は人の真意を見抜く
それも一目見ただけで
女優のベルモットですら確信をつかれ取り乱していたようだった
降「…(恐ろしい子だな…)」
横目で見ていると
視線に気づいたAが困ったように笑う
「安心しておくれよ
あまり深入りはしないから」
降「!」
「零お兄さんのお仕事の邪魔はしたくないしね」
降「…」
そう言うAに降谷は目を瞬かせる
降「…Aは読めないな…」
「うん?」
降「子供なのか大人なのかもわからなくなってきた…」
「子供っぽいってよく言われるよ」
降「…だろうな
…ついでに言っておくが深入りも何も君もう既に結構僕の深いとこまで突っ込んできてるからな?」
「え まずそうな事は言わないようにしてるのに」
降「“まずそうな事”って何だ」
「そっか…ごめんよ
もう少し気をつけるよ」
降「いやその前に“まずそうな事”って何だ他に僕の何を知ってるんだ」
「何だろうね?」
降「…(本っ当にこの子読めない…)」
.
.
降「A
僕はそろそろ出るが…」
夜
もうすぐ21時になる頃
降谷がAに声をかけた
この後仕事が続いているらしく明日の夕方まで帰ってはこれないらしい
降「一応冷蔵庫に明日の朝食と昼食は入れてあるから
レンジの使い方はわかるよな?」
「うん」
降「…」
「?」
じっとAを見る降谷
降「…一人で平気か?」
「平気さ」
降「…音が鳴っても声がかかっても絶対に玄関の鍵は開けるなよ?
むしろ外に出るなよ?
あと火は使うなよ危ないから」
「…零お兄さんは一体私をいくつだと思っているんだい…?」
Aは玄関まで降谷を見送る
「行ってらっしゃい
お仕事頑張ってね」
降「!…あぁ
行ってきます」
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sou(プロフ) - マギ×コナンって異彩の組み合わせすぎてどうなるんだろって思っていましたが、すごく引き込まれてしまいました!!長編なのも嬉しいです!! (2022年3月22日 19時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくん - 待って、作者さんと、自分の設定した名前同じなんだけどw w (2021年8月28日 21時) (レス) id: 6d65fc1765 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すっごくおもしろくて続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 412749cfeb (このIDを非表示/違反報告)
本の中の住人 - すごく面白いです。続きが気になります、ぜひ続きを書いて欲しいです。 (2018年11月7日 21時) (レス) id: 7e54d3b988 (このIDを非表示/違反報告)
はんこ。(プロフ) - マギの作品が中々無い中この作品を見つけて、まさかの大好きな名探偵コナンへのトリップもので大歓喜してます...。これからも応援しています! (2018年7月3日 1時) (レス) id: 2ed72ca7de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年4月22日 0時