検索窓
今日:1 hit、昨日:194 hit、合計:1,363,819 hit

19 ページ20

19




「次は零お兄さんの事も教えておくれよ」
降「!あぁ…これから一緒に生活する以上知っておく必要があるな」

Aの言葉に頷く



降「年齢は29
警察官だとは言ったな
その中で僕は警察庁警備局警備企画課
通称公安警察(ゼロ)に所属している警察なんだが…
その事は秘密にしておいてほしい」
「“秘密”?
何でだい?」
降「潜入捜査やらしている関係でな…警察だとバレるわけにはいかないんだ
外では探偵と喫茶店の従業員の“安室透”で通っている
だからそう呼んでくれ」
「透お兄さんって呼べばいいんだね
と言うかお仕事たくさんあるね…
…大変じゃないかい?」
降「そこまでじゃない
それにそれが僕の仕事だからな」
「…“潜入捜査”ってどんな所に?」
降「悪の組織とかそう言う…」
「…“悪の組織”…?」
降「まぁ…Aは知らなくていい
普通に生活していれば絶対に関わる事は無いからな」
「…」
降「僕の事はそのくらいだな
他は後々知っていくだろ」
「…」

そう締めくくる降谷

Aがじーっと見てくる



降「…(この子よく人の事凝視してくるな…
…一体僕の何を見ているんだ…)
…何か聞きたい事あるか?」
「…そのうち聞くさ」
降「(“そのうち”?)
…と言うか…僕の顔に何かついてるか?」
「うん すごく綺麗な目がついてるよ」
降「…」

想定外の返答に停止した



降「…何だいきなり」
「?聞かれたから」
降「…Aの目の方が綺麗だろ」
「そうかい?
ありがとう!」
降「…」
「?」

何故かじっと見てくる降谷

それを疑問そうに見るAの目をさらにじっと見返す

そんな降谷にAはぱちぱちと目を瞬かせている





お互いに見つめ合う事数十秒




降「…」

先に視線を逸らしたのは降谷だった

ため息をつき頭をかく



降「…君はよくわからないな…」
「そうかい?
今日会ったばかりだからかな?」
降「…逆にAはどうなんだ?
今日会ったばかりの僕について」

この少女には大分自分の事をわかられている気がする

どんな返答が来るのか興味が勝り降谷は笑顔でそう聞く



「…」

その質問に少しの間黙った後



「…残念に思うよ」
降「…ちょっと待て
“僕について”が“残念”ってどういう事だ」
「!あぁごめんよ!
零お兄さんが残念な人とかそういう意味じゃないんだ!」
降「…ならどういう意味だ」

じとっとAを見る降谷



降「?」

するとAがその場から腰を浮かせ降谷に手を伸ばした

20→←18



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (547 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1289人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

sou(プロフ) - マギ×コナンって異彩の組み合わせすぎてどうなるんだろって思っていましたが、すごく引き込まれてしまいました!!長編なのも嬉しいです!! (2022年3月22日 19時) (レス) id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆーくん - 待って、作者さんと、自分の設定した名前同じなんだけどw w (2021年8月28日 21時) (レス) id: 6d65fc1765 (このIDを非表示/違反報告)
さち - すっごくおもしろくて続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月6日 22時) (レス) id: 412749cfeb (このIDを非表示/違反報告)
本の中の住人 - すごく面白いです。続きが気になります、ぜひ続きを書いて欲しいです。 (2018年11月7日 21時) (レス) id: 7e54d3b988 (このIDを非表示/違反報告)
はんこ。(プロフ) - マギの作品が中々無い中この作品を見つけて、まさかの大好きな名探偵コナンへのトリップもので大歓喜してます...。これからも応援しています! (2018年7月3日 1時) (レス) id: 2ed72ca7de (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:サクヤ | 作成日時:2018年4月22日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。