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141 初恋 ページ8

沖「はァ?何言ってやがるんで」

貴「そのまんまの意味だよ
っと!」

私は立ち上がり沖田に視線を向ける

じっと彼の瞳を見る

何を考えてるのか分からない

何もわからない

だから、面白い

貴「面白いよな、お前って」


沖「いきなりなにいってんでィ。
つーかもうそろそろ飯の時間だ。帰るぞ」

仏頂面の沖田はそう話し、あたしの前を歩く


ベビーフェイスなそいつの後ろ姿は筋肉がしっかりついていて、広い背中があたしの視界にあらわれている

沖「で?俺をときめかせるとかどうとかって今度は何のゲームでィ」

貴「さあな。まァあたしにときめかない男なんていねーから正直お前にときめかれても微塵も感じないけど一応な。誰でもときめかせることができる技をお前にも見せてやろうと思っただけだよ」

そう述べると沖田は「ふーん」と興味無さそうな反応をしてから、歩幅を狭くし、あたしの隣を歩く




貴「てめーの初恋のエピソードとか聞いてみてぇな」


こいつがどういう人間が好みなのか

ただ気になった







沖「は?初恋なんてしたことねぇよ」





この返事が来るまでは。


*沖田side*


Aがおかしい

まァ、俺がキスしてからな訳だが


このビッチが男を意識するとは思えないが
「初恋」という単語がこの女から吐き出された


そんなの、聞いてねーよ


興味ねーよ


お前の初恋なんて



そう思いながらも、心がモヤッとしたことがわかる


馬鹿みてーにずっとカチューシャ付けやがって


あの無表情なあいつが顔を赤くして

動揺して


たくさんの顔を見せてくるようになった



そして「初恋」という単語




期待してしまうだろうが




……………期待って







まるで俺がこの女のことを好きみたいじゃねーか








ばかばかしい





自分の初恋について聞かれた俺は

「初恋なんてしたことねぇよ」


そう答えた



そう、これは恋愛感情なんかじゃねェ


Aが愛おしいとか、そんなことは






ありえねー、だろィ

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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梅姫美(プロフ) - 更新待ってます!!頑張ってください!!さーて!!下着がない!!どーするんだ!!!笑笑 (2019年4月12日 20時) (レス) id: c23f604db7 (このIDを非表示/違反報告)
らいげき(プロフ) - 最速コメントなど、ありがとうございました!すごくおそくなってしまいましたが…。これからも続きますので是非見てやってください。 (2019年2月27日 12時) (レス) id: 86f39aa39f (このIDを非表示/違反報告)
名無し45649号(プロフ) - とっても!面白いです。続が早くみたいです。更新頑張っください (2018年10月3日 11時) (レス) id: 19aed0f3ac (このIDを非表示/違反報告)
とく(プロフ) - 続きが気になってしょうがないです……!!(゚ロ゚) (2017年12月12日 19時) (レス) id: cfdee12d85 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 続きが気になります!続き書いて下さい! (2017年6月20日 17時) (レス) id: 1574d4bc36 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らいげき | 作成日時:2016年3月24日 23時

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