【銀魂】腹黒少女の真選組生活５【沖田総悟】

136 人生で１度しか。 ページ3

土「俺が一番疑問に思ってるわ！！」


急に立ち上がる土方さん



貴「え、何ドユコト」


土「しらねーけどよ、きっと近藤さんなりの配慮だろ」


目をそらしながら土方さんは話を続ける

貴「配慮ッスか」

土「お前、どうせ恋愛なんざしたことねーんだろ」


ﾌﾞｯ


さっき土方さんに出してもらったばっかりのお茶を思い切り吹く


貴「やっべ」


吹いたお茶は目の前の野郎にクリーンヒットとな


土「テメェ………１回切腹するか？？」


貴「イヤイヤイヤイヤ切腹とか人生で1度しか味わえねーだろ！取っておきます！まだ死にたくねえです！」


ブンブンと両手を振り回して土方さんにそう叫び気味に伝える



貴「人生で１度しか…」


あたしはさっき自分で言った言葉をもう一度口に出す



土「あ？なんだよ」


貴「今日そういや見廻りの日でしたよね」


土「あぁ、まぁ…」


貴「ちょっくら見廻り行ってきやす」



土「おう。いつになく仕事熱心だな」



ウンウン、と頷きながらそう言った土方さん




あたしは立ち上がり




貴「ま、あたし天才ッスから」


土「くれぐれも寄り道するんじゃねーぞ」



貴「寄りはしませんぜ。留まりまさァ」



土「え」



あたしはそう言って麩を開け、土方さんの部屋を後にする



土「てめっ！」



土方さんが立ち上がろうとした時にはもう縁側からでる寸前で




べーっと舌を出して






あたしは外へと飛び出していった

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