君をもう､逃がさない

story.15 in Lunoa ページ20

ASide
ダイス帝国の人たちに会った。正直めちゃくちゃ怖い。もうあそこには戻りたくない…
あの場所から少し離れたところまできた。

る「A、大丈夫ですか？ここまで来れば大丈夫でしょう。」

『うん…』

る「…A」ｷﾞｭ

急にるぅとくんが自分を抱きしめた。

る「怖かったですね、偉かったですよ。きちんと対応できて。Aをあいつらになんて渡しませんから」

その言葉に安心して思わずるぅとくんのことを抱きしめ返した。

る「おっと…笑少し休憩しましょうか。まだ取り終わってないのもありますしね。」

『うん！』

るぅとSide
僕の腕の中で安心する様に眠るA。その綺麗な髪をそっと撫でた。さとみおいるぅとるぅとわっ、何ですか?さとみくんさとみみんなそっち行きたいって言ってるんだけどるぅとえっ…笑まぁいいですよA寝ちゃってますしさとみじゃあそっち行く〜るぅと分かりました

10分後…
莉「あ、るぅとくんいた！着いた〜」

こ「莉犬くん早すぎない？」

な「子供組早すぎない…？」

ジ「疲れた…」

さ「急にみんな走り出すから…」

る「お疲れ様です笑」

『あれ？なんでみんないるの？』

る「お手伝いしたかったらしいですよ」

『そういうこと…みんなとこの辺来るのは久々じゃない？』

こ「確かに！いつもるぅとくんだもんね」

『HiHiは？』

ジ「なんか仕事あるって」

『大変だね…』

る「さ、薬草集め残りの分もしちゃいますよ」

全/る「はーい！」

結局みんなで薬草集めることになった笑A楽しそうだしまぁいっか…笑

Aの周りにはゼラニウムの花が僕たちを見守るかのように咲き誇っていた。

story.16→←story.14

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す