君をもう､逃がさない

story.14 ページ19

＊今回も短いです…すみません💦

？Side
「Rose…か」

王宮の一室でいれいすが話しているのを耳にしてしまった僕は深いため息をついた。僕は誰かって…？それは追々分かるよ。
僕はRoseがAだって知っている。なんでかって？それは…Aは僕のせいでこの国から脱走したから。
そしてルノアの人に保護されて殺し屋になった…と昔聞いた

あの日に僕の部屋に残された15本の赤い薔薇…それには葉もたくさん付いていた。ごめん…Aの気持ちは受け取れない。もう一度会いたいよ…A…
別に恋愛感情は持っていない。親友みたいな感じ？僕の一方通行なんだろうけど。向こうはどう思っているんだろう…

ｶﾞﾁｬ

な「…？…どうされたんですか？"勝利様"」

勝「ううん…なんでもないよ､少しぼーっとしてて…」

"王子"なんて肩書きがなかったら今すぐAにも会えるのにな〜なんて思ったり。まぁ無理か

勝「ごめん、部屋戻るね…おやすみ」

な「おやすみなさいませ、ご無理はなさらないでくださいね」

勝「うん」

部屋に戻って残された薔薇を眺める。押し花として残しているのだ。いつか戻ってきた時のために。
ﾎﾟﾛｯ…
僕はそれを手に取って静かに涙を流した。

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〜もふの部屋〜
皆さんこんにちは、作者のもふです。
？は勝利くんでした！作者の最推しです←
人出しすぎてしまいすみません…どうしても書きたかったんです…

一応プロフです！
・ダイス帝国の第2王子
・昔身体が弱かった(今は良好)
・今は第一王子である兄と現国王である父の補佐を行なっている
・唯一Aの正体を知っている

次回からまたルノア側でのお話になります。お楽しみに！

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