コーヒーが繋いだ甘い恋 (ページ5)

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寝癖ページ5

彼女と付き合い始めて2週間程経って、季節は移り始め、彼女はもうすぐ大学4年生になる。

相変わらず毎日、お店に寄ってから仕事に向かう日々。

でも、今日はオフ。

今日は、Aちゃんのバイト終わりまで店にいるつもりで、次のYoutubuの企画書に目を通しておこうと、資料を持ってお店に向かった。

『おはよう。』

「おはよう。」

俺を見てすぐに笑い出す彼女。

なんだ？

「ジェシーくん。どうやったら、そんな寝癖付くの？」

『へっ？普通に寝たら付くでしょ？』

「いや！そこまでにはならないと思うし、少しは直してからおいでよ。」

『だって、早くAちゃんに会いたかったんだもん。』

すぐに後ろを向いて、コーヒーを作り始めてしまった彼女。

俺、なんか変な事言ったかな？

そう思って彼女に視線を向けると、耳が真っ赤に染まっていて、

なぁ～んだ。照れてんのか。可愛いな。

なんて思いながら、席に着くと、オーナーが睨んでる。

あっかんべーしてから、ソーセージチーズマフィンを頼むと、

売り切れた。

と分かりやすい嘘を吐いてからマフィンを作り始めるオーナー。

だから、早く彼女作れってば！！