誕生日 ページ18
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いつものように彼女の部屋でくつろいでいたら、ふと、下着の通販カタログが目に止まる。
女の子の下着って、可愛いのいっぱいあるよなぁ〜。って思いながら、何気にカタログを開くと、何か所がドッグイヤーになってるページを発見。
なるほどねぇ〜。こういうのが好きなんだ。
そう言えば、普段からこんな感じの下着付けてるな。なんて思ってると、家事を終わらせたAが、隣に座った。
「何見てるの？」
『これ、可愛いね。』
「あ！勝手に見ちゃダメ。」
『なんで？いいじゃん。女の子の下着って色とか形とか、可愛いのいっぱいあっていいよね。』
「ジェシーは、どんなのが好き？」
『俺？そうだなぁ〜？ベビードールとか可愛いよね。
A絶対、似合うと思うけどなぁ〜。ほら、これとか！』
そう言って、白くてピンクのリボンが付いた膝上くらいまでの丈のベビードールを指差すと、顔を真っ赤にして下を向く彼女。
「私なんかが着ても、似合わないよ。」
『そんな事ないよ。絶対可愛いと思うけどなぁ〜。
見てみたいな。Aのベビードール姿。』
「着ないもん！！」
頑なに否定された。でも、絶対可愛いと思うんだけどなぁ〜。
俺と付き合い始めてから、彼女の服は俺が選んであげる事が多くて、彼女の可愛さにも磨きがかかってきてる。
でも、まだ、自分に自信がない彼女がたまに顔を出す。
自分が可愛いって、もう少し自覚して欲しいなぁ〜。
それから２週間くらい経って、今日は俺の誕生日。
どうしても彼女の顔が見たくて、仕事終わりに彼女の家に向かうと、可愛い笑顔で出迎えくれた。
『会いたかったー！』
ここ数日、仕事が忙しくて、彼女に会えてなかったから、思わず彼女を抱き締めると、彼女は小さな声で、私も会いたかった。と呟いた。
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作者名：らいち | 作成日時：2020年4月22日 20時
