〇 ページ10
【ちょっと樹、何すんの？久々の再会なのに。】
『いや、俺の彼女だから。』
【え？じゃあ、今日、樹が紹介したいって言ってたの椿ちゃんなの？】
「実はそうなの。ビックリした？」
【うん。ビックリした。】
「大我、そういうとこ変わってないね。」
そう言いながら、自然ときょもの顔に伸びる彼女の手を掴んだ。
「樹？」
『ちょっと来て！』
「え？ちょっと。。。」
【どこ行くの〜？】
後ろで不思議そうなきょもの声を聞きながら、彼女の手を掴んで、そのまま今日は使わない部屋に彼女を連れ込む。
壁に彼女を追いやると、彼女が心配そうに俺を見つめた。
「樹？何なの？どうしたの？」
『きょもと、どういう関係？』
「大我？うちの弟と仲良かったから、昔、良くうちに来てたの。
だから、弟みたいな感じかなー？すっごい久々に会った。」
『だからって、あんなイチャイチャする必要ある？』
「イチャイチャ？してた？」
『してたろ！抱き合ったり、髪触ったり。』
「ハグだよ。ハグぐらい久々に会ったらするでしょ。」
ハグって！
ハグぐらいって、俺の目の前でしなくても良くない？
「じゅーり！妬いてる？」
『だったら何？』
「大我に妬くなんて、弟に妬くのと一緒だよ。」
いや！妬くだろ！普通妬くって！
俺は彼女が、きょもの事を大我って呼ぶのも嫌だった。
俺の事は、頑なに樹くんだったのに、なんできょもは大我なんだよ。
俺が不貞腐れて黙ってると、彼女は俺を見て笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らいち(プロフ) - 香月さん» いつもコメントありがとうございます。急展開でしたよね。でも、最後は自分の中では決まってたんです。アナザーストーリー！ちょっと頑張ってみます。お楽しみに！！ (2020年3月27日 21時) (
レス) id: d866c6ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
香月(プロフ) - らいちさん» 完結おめでとうございます！急展開にびっくりしましたが最後はハッピーエンドでなによりです…◎ ぜひぜひ裏込みでアナザーストーリー出していただけると嬉しいです！ (2020年3月26日 22時) (レス) id: 8c34f4e54d (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 香月さん» 素敵なコメント、ほんとにありがとうございます。アナザーストーリー！なるほど！！では、ちょっと考えてみますね。でも、自信ないなぁー。 (2020年3月24日 22時) (レス) id: d866c6ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
香月(プロフ) - らいちさん» せっかくきれいな文章なので、そういったシーンを書かれてもチープというか下品な描写にはならないだろうなあと思いまして。完結後にアナザーストーリー的な感じでもいいので余裕があるようでしたらぜひ読んでみたいなあと思います！ (2020年3月24日 20時) (レス) id: 8c34f4e54d (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 香月さん» とても嬉しいコメント頂き、ありがとうございます。そうですね。書く予定は今のところはないですね。このまま、ぼかしていきたい感じではあります。書いた方がいいですかね？ (2020年3月24日 12時) (レス) id: d866c6ffd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らいち | 作成日時：2020年3月14日 21時
