この人が欲しい

おまけ ページ46

※少し、裏要素含んでおりますので、苦手な方はご注意ください。


7年ぶりに触れた彼女の肌は、7年前と何も変わってなくて、止まっていた時間を埋めるみたいに何度も何度も彼女を求めた。

もう何度目か分からないくらい彼女を抱いた時、彼女が意識を手放して、俺の体に覆いかぶさった。

俺はゆっくり彼女の体を自分の隣に横たわらせると、彼女を抱き締めたまま眠りについた。

もう何年も感じる事のなかった幸せな感覚に、自然と目を覚ますと、目の前で愛しい人が俺を見ていた。


「おはよう。」

『おはよう。今、何時？』

「まだ早いよ。6時前かな。」

『いつから起きてんの？』

「う〜ん？30分くらい前？」

『何してたの？』

「別に何も。樹の事見てた。」

『起こしてくれて良かったのに。』

「寝顔見てるだけで、なんか幸せで。」

『なんだそれ。』


自然と彼女を抱き寄せると俺に背を向けた彼女。


『なんでそっち？』

「えっと。。。急に恥ずかしくなっちゃって。」


なんだそれ。ほんとに可愛いな。
でも、後ろから抱き締める方が、色々悪戯出来ちゃうんだけどな。

そう思って、抱き締める手を彼女の体に滑らせると、艶っぽい吐息を零す彼女。

「っや。。。ダメ。。。」

『朝から誘ってんの？』

「ちが。。。じゅりが。。。」

『俺が何？』

「じゅりが。。。さわるから。。。」

『そりゃ触るよ。好きな人が目の前にいるんだから、当たり前じゃね？』

「やぁ。。。ダメ。。。」


昨日の余韻で、体はかなり敏感になってて、少し指を滑らせただけで恍惚な表情を浮かべる彼女。

〇→←あとがき

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