ライブレイク3rd (ページ49)

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第149話　嘘の造語ページ49

中島裕翔side
　

…皆がいなくなった【図書館】はとても寂しい

yy「どうしてあんなこと願ったの？

そしてなんで一人で背追い込もうとするの？」

ユーヤは俺を覗き込んでくる

紫の瞳には俺しか写っていない

yt「…俺はね、目を合わせた人の心の声が聞こえるんだ。

ユーヤの心の声は寂しい、だった。

俺たちを見てて…殺し合いの中でもそう思ってた。

本当はユーヤも殺し合いさせたくないんじゃないかって、そう思えて。

だったら俺以外を【図書館】から出せばユーヤも寂しくならないし、余計な殺生しなくて済むでしょ？」

yy「…それがどう意味かわかってるの？」

わかってるよ

yt「最後に残ったものはユーヤの代わりに【司書】になれってことでしょ？」

yy「なんでそんなに受け入れられるの？」

yt「…なんでだろうね、わかんないや」

俺は溢れ出てくる涙を乱暴に拭いてユーヤを見つめる

yt「俺たち以外の契約者はあと何人いるの？」

yy「わかんない、名前をもらってる人は四人だけだけど名前をもらってない契約者だっているから」

yt「それじゃ…なんで『ライブレイク』って名前にしたの？」

yy「それはね」

kt「造語、でしょ？」

聞こえてきた回答はユーヤからじゃなくて

ym「一人だけ背負うとか、ゲームだったら嫌なフラグだがら」

　

cn「僕たちは『ブレーメンの音楽隊』で繋がってるんだよ？」

あの三人だった