ライブレイク3rd

第125話　すれ違い ページ25

中島 裕翔side


　
kot「追いついた」



考え事をしているとコータが追いついていた



歩く度に鳴る銀色の靴が恐怖の音として響く



hk「来るな…」



ヒカルは慄いたのか今までにないほどの弱さを見せた



kot「来るなって言われてもな。



『ライブレイク』が契約者狩りして何が悪いんだ？」



hk「…え、『ライブレイク』？」



俺はヒカルの前に出る



yt「ヒカルを殺すんだったら俺を殺してからにして。



俺だって契約者だ」



kot「重大なルール違反をしてない限り見逃す。



ヒカルはそうもいかない」



ym「ヒカルが何したっていうの？」



kot「名前を持っている契約者を襲った」



kt「それだったら他の契約者だって…‼︎」



kot「これ以上襲ってほしくなかったんだよ」



意味がわからない



名前をもらった契約者を襲ったから名前を持っている契約者を殺すの？



ym「矛盾、してるじゃねぇかよ」



kot「矛盾してない。



なぜならヒカルの名は剥奪したから」



hk「…は？」



kot「ここに来る前に剥奪したよ。



もう名も無い契約者だ」



hk「…ざけんなよ」



後ろでヒカルがポツリという



hk「名前あって特別だったのに…俺から特別を取るなよ‼︎」

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