ライブレイク3rd (ページ1)

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第101話　夢物語ページ1

中島裕翔side
　

yt「…ん」

目を覚ますと見たことのある部屋

kt「…おはよう、裕翔」

圭人の家だった

yt「…圭人が運んでくれたの？」

kt「やまちゃんと協力してね。

俺たちが寝ている間に何があったの？」

俺はゆっくりながらに説明した

ユーヤのことを、全て

kt「…なるほど、俺たちはユーヤの嘘に惑わされていたんだ」

yt「鍵を解くのは名前」

すると圭人は首を傾げる

…今まで自分が散々使ってたものなんだけどな

yt「俺だったら『夢物語(ターングシュヒタン)』だよ、あれが全てを解く鍵なんだと思うんだ」

kt「なるほどね、でもなんで？

その名前を付けられた意味って？」

ユーヤに聞いたけどはぐらかされた

今判明している契約者は八人

おそらく他にもいるだろうけど…この八人には名前がついている

yt「…考えても無駄だ、行こう」

kt「行くってどこに？」

そんなの

ym「【図書館】は反対だ」

言おうとしたらやまが口を挟んできた

yt「なんで？」

ym「この前言ってただろ、ユーヤのもう一つの【童話】で話は筒抜けだって。

もし、名前がゲームの核心をつくものだったら？

俺たちは一瞬でゲームオーバーだ」

…反論、出来ない

そうだったという考えが俺を襲う

ym「…今はとりあえず休もう。

知念が起きたら、話を聞こう」