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★お風呂  ジェルくん ページ1

にこ様! × つき様!ありがとうございます!

- 一緒に入ろう? -


「んー、お客様。痒いところはありませんか?」

 私の頭を大きな手で、洗いながら

美容院さんになりきるジェルくん。

 ノリノリです。

『大丈夫でーす』

 あまりの気持ちよさに、私も目を瞑ります。

「はーい、じゃあ流します」

 直後、お湯が頭に当たりました。

 まるで美容院に来ているかのよう。

 ジェルくん、上手。

『ん〜、気持ち〜』

 感想を零すと、頭にかかっていたお湯が

急に止まります。

 不思議に思っていると、耳元でジェルくん

の吐息が溢れます。


「もっと気持ちよくしてやろか?」


 驚きに目を開いたときには、もう手遅れ。

 お風呂の床に押し倒されてしまいます。

「ん、これ眺めえぇわ」

 胸元に顔を埋めると、優しく手で

胸を覆ったジェルくん。

 いやらしい手つきで優しく動き始めます。

『っん、ふぁ、っぁ』

 甘い声がお風呂場に響きます。


「声漏らしすぎやない?

 もしかして。

 ………興奮してるん?」


 わざと耳元で喋ると、手を移動させて、

敏感なところへ触れてきます。

「ピクピクしてるで、可愛えぇ」

 爪を立てたり、周りを撫でたり。

 意地悪な行動しかしません。

『っん、やらぁ…、』

「何が嫌なん?ちゃんと言ってや」

『撫でるのっ、やぁっ、!』

「じゃあ、辞めたるわ」

『っぇ、?』

 するっと手を離したジェルくん。

 何事もなかったかのように体を洗い出します。

『ねぇっ、ジェルくん…』

「なんや?ももかが辞めて言うたから

 俺辞めたんやで?

 それとも何?

 もっとやって欲しかったん?」

『っ、!

  ……そうだよっ!もっとやって!』

 恥じらいなんて言葉、今はいらないよね。

 顔を真っ赤にして私が叫ぶと、ジェルくんは

ニマニマしながら、


「お風呂上がった後でな?」


 って、意地悪言うんです。

 でも、我慢できないよ…。

『ん〜ん!今!』


「…なんや積極的やな。

 しゃーないなぁ。

 …仰せのままに。お嬢様」


 さっきのニマニマ顔から、王子様

みたいにかっこいい顔に。

 この顔にはやっぱり勝てない。

 軽く押されて、床に寝そべると

これからはジェルくんの思うまま……。

 なんてことはなく。


「どこをどうして欲しいの?

 ちゃんと言わなあかんで」


 意地悪なジェルくんも、

ひっくるめて全部大好き。






  fin.

★お風呂  さとみくん→



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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 19時

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