甘々苺と恋しません？２ (ページ46)

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★子供　　ななもり。くんページ46

あかさたな。様！ × やよい様！ありがとうございます！

- 純粋な疑問です -

「じゃあ行くよ？」

『うん！』

「いちについてー、よーい…

　どん！」

　なーくんの声に合わせて、一斉に走り出した、

公園にいた子供たち。

　その中には、小さくなり、記憶まで失って

いる貴方もいます。

　前回と同じように小さくなった貴方は、彼の

計らいで公園に遊びに来ています。

「ずっと家の中はつまんないでしょ？」

　と連れてきてくれた彼は、絶対良い

お父さんになる。

　今も貴方以外の小さい子を巻き込んで、

かけっこをして遊んでいます。

『やったあー！いっちばーん！』

　ゴールで手を広げて待ってくれていた彼の

腕の中へ走ります。

「やったね、ももか！

　っとうぉ！」

　笑っていると、次々と突っ込んでくる子供たち。

　彼はよろけながらも全員受け止めてくれました。

　それから彼は他の遊びでいっぱい遊んでくれ、

すっかり空が赤くなってきた頃、

「そろそろ帰ろうか」

　眠くなった貴方を抱っこして、

公園をあとにしました。

「ももか、楽しかった？」

『ぅん、なぁーくんがあしょんでくれたから』

「そっか、よかった」

　背の高い彼に抱っこされると、

見える景色が違います。

　木の葉っぱに手を触れながら、

貴方はふと思い出しました。

『ねぇ、にゃーくん』

「うん、どうしたの？」

『ひまりちゃんがね？

　もうしゅぐあかちゃんうまれるんだって』

「へー、お姉ちゃんになるんだ」

『うん、しょれでね、ひまりちゃんと

　かんがえてたの』

「なにを？」

『あかちゃんってどうやって

　できりゅのかなって』

「えっ、！？」

　その途端、彼はつまづいてしまいます。

「えっ笑

　ちょっ、えっ？笑」

　少し笑いながら、彼は貴方に尋ねます。

「え、わかったの？」

『ううん、わからなかった

　どうやってできりゅの？』

「……大人になったら、教えてあげるね？」

　妖艶に微笑むと、彼は話を変えてしまいます。

　でも内心どっきどき。

　なんで、四歳児がそんなこと思うの？

　え、わかってない…よね？

　一人で悶々と考えています。

　でも、貴方がすぐ違うことに興味を

持つと、しっかりと教えてくれます。

　次の日元に戻ると彼からしみじみと、

「ももかの子供の頃って、あぁだったんだね」

　そう言われて驚くのは貴方です。

　 fin.

　なーくんって、驚くと笑うイメージがある…。