★子供 ころんくん ページ44
あかさたな。様! × やよい様!ありがとうございます!
- 純粋な疑問です -
『とりゃー!』
小さくなった貴方が振り回しているのは、
新聞紙を筒状に丸めたもの。
怪獣役をしてくれている彼、ころんくんに
ボスっ!と叩きます。
「うわぁっ!やられたっ…!」
恥ずかしがりながらも、役になりきって
倒れてくれる彼。
『かいじゅーさん!かんにぇんしなしゃい!』
彼の上に乗って、胸板をポカポカ叩きます。
「いててて、」
なんて言いながら、顔はどこか嬉しそう。
チビになった貴方を呆れながらも
しっかり一緒にいてくれます。
にしても、
「この体制、いいなぁ……」
彼が言う体制とは。
貴方が今、彼のお腹の上に
彼一人興奮していてもいつも相手してくれる
貴方は今は子供の姿。
色々な意味で貴方のありがたさが分かります。
彼が一人しみじみ感じていると、
『なぁに?たいしぇいって』
聞こえていたのか、貴方が尋ねてきます。
「ううん、なんでもない。
ももかも大人になったらわかるよ」
『おとなってなぁに?』
「色々な大人がいるから、
これだ!っていう人はいないよ」
『そっかぁ。
でも、ままがねぇ、かじょくがいるひとが
おとなだよっていってたのぉ』
「ふ、ふぅん」
『おにいちゃんは、かじょくがいないから
おとなじゃないねっ!』
「うえっ!?」
貴方から彼に色々な意味で改心の一撃!
彼は慌てて貴方に反論します。
「ぼ、僕だって家族いるよ!」
今は少し小さくなっちゃってるけど。
彼が付け加えると、貴方はきょとんとします。
『しょれって、あかちゃんがいるの!?』
目をキラキラさせて言う貴方に、
彼は頭を抱えます。
「ち、ちがうよ!?」
『しょっかぁ……』
あからさまに落ち込む貴方。
でも次の瞬間、
『じゃあ!あかちゃんつくろう!』
貴方のぶっ飛び発言に、
彼は咳き込んでしまいます。
「はぁっ!?意味分かってる!?」
『わかんにゃい』
「何言ってんの!?」
貴方のぶっ飛び発言に彼はもう呆れます。
「記憶ないって、こんななんだ……」
この後も小さくなった貴方に何度も振り回され、
一日を過ごしました。
次の日、朝起きると元に戻っていた貴方。
彼に何度も言われたのが、
「もうちっちゃくなんなよ!」
記憶ないから、意味わかんないけど。
fin.
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作者名:旭 | 作成日時:2020年1月2日 20時