甘々苺と恋しません？２ (ページ40)

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★グループデート　　るぅとくんページ40

CSSをお借りし、変えました。
苦手な方は切ってお読みください。

ショコラ様！ありがとうございます！

- 大人数で！ -

　あれから、私たちはこれでもかという程に

遊び倒して、いつの間にか夜のパレードの時間。

　みんなで最前取って、余ったお菓子食べながら

話しています。

　私も彼女組のみんなと仲良くなれたし、彼氏組

とも前より仲良くなれた気がする。

　最初は少し不安だったけど、すんごい楽しかった。

　来て良かった！

「ももかちゃん、今日一日どうでしたか？」

　一人で馬鹿騒ぎしているみんなを見てたら、

るぅとくんがこちらに寄ってきました。

　飲みかけと思われるジュースを手渡されて、

恥ずかしながらもちびちびと飲みながら、

『楽しかったよ、また来たい』

　と言うと、よかったです、と笑いながら、

「でも、今度は二人で来ましょうね」

　なんて、さり気なく次のデートを約束して

くれました。

　ドキドキしながら、話していると、

「あっ！」

　誰かが叫んだと同時に、すっかり暗くなった

夜空に花火が打ち上がりました。

　やがて消えると、遠くの方から愉快な音楽に

のせて、夢の国の住人たちが。

『わぁっ…！』

　子供のように目をキラキラとさせて、るぅとくん

の方を見ます。

「凄く綺麗ですね」

　私の気持ちを汲み取ってくれるるぅとくんさすが。

　周りを見れば、みんなカップル同士で見ています。

　私たちも少しくらいいちゃついても良いよね、？

　ショーに釘付けになっているるぅとくんの手を、

私から取ってみると、

「！」

　大きな目をそれ以上に開いて、

ふわりと笑ってくれました。

　その笑顔を後ろでもっと華やかにする様に

黄色の花火が打ち上がりました。

　そのまま二人ともショーを楽しみました。

　しっかり手を恋人繋ぎにして。

　ショーの終盤に差し掛かった時、繋いでいる

手からグイッ、と引っ張られました。

　るぅとくんの方に傾くと、耳元で私を

ドキドキさせるには十分な言葉を。

「来年も、その先も、

　ももかちゃんと見ますから」

　みんなはショーに夢中で気が付いてないよね。

　こんなかっこいいるぅとくん。

　正直、他の女の子と喋ってて、嫉妬したんだよ？

　でも、そんな嫉妬馬鹿らしく思えちゃうじゃん。

　私の彼氏は、やっぱり一枚上手でした。

　 fin.