★事故ちゅー さとみくん ページ31
グリノワ 様! ありがとうございます!
- 狙ったわけじゃないんです! -
『ひなちゃん!危ないよー!
降りてきてー!』
食器棚に手を伸ばして叫んでいる貴方。
変な人とも思わないでください()。
実は飼い猫のひなちゃんが、棚の上に乗ったまま
降りてこないんです。
危ないから降ろそうとしても、背がたりないっ!
初めて親の遺伝子を恨んだ。
でも、ひなちゃんがもし怪我でもしたら、
さとみくんも貴方もショックですもん。
『んー、ひなちゃーん!』
ミャァ〜
眠たそうに一度鳴くと、その場に蹲ったひなちゃん。
『やばい、全然ダメだ』
近くの椅子を持ってきて、その椅子に乗ります。
グルグル回る安定してない椅子だからちょっと心配。
手を伸ばしてひなちゃんを捕まえようとした時、
「ももか?何してんの!」
後ろから怒ったようなさとみくんの声が。
首だけ振り返るとそこには案の定怒ったさとみくんが。
「俺、あれだけ椅子には立つなって言ったよね?」
お行儀悪いのが嫌いなさとみくん。
貴方も何度も危ないからって言われてました。
約束破っちゃった。
『ごめんなさい、だけど、ひなちゃんが!』
「ん?…あぁ、そういうことか。
でも、俺がやるからいいよ。おりな」
椅子を片手で押さえて、貴方に向かって、
もう一個手を伸ばしてくれるさとみくん。
でも、ひなちゃん救出作戦(?)は貴方が
最後までやりたいみたい。
さとみくんの手は取らず、ひなちゃんを捕まえました。
後ろからもっと怒った声が聞こえるけど…知らね。
無事ひなちゃんを助けると、抱っこしていた腕から
逃げていってしまいました。
助けてあげたのに。
いや、それよりも…。
「ももか〜?」
やばい。本格的に怒らせた。
『ご、ごめんなさいっ!』
「危ないだろっ!早くこいっ!」
そう言って、さとみくんは腕を広げてました。
貴方がゆっくり降りると、ぎゅっと抱きしめてくれました。
「ももか救出大作戦、成功」
笑いながらもっと強く抱きしめてくれます。
恥ずかしくなって、貴方が抜け出そうとするともっと
抱きしめてきます。
貴方が一言文句を言おうと上を向くと、彼もちょうど下を向いていたのか
ちゅっ
口と口が。
そして、驚く間もなく…
「んっ、…ふっ、」
『ぁっ、んっ…』
やっぱり、一枚上手の彼。
続きはベッドの上かな?
fin.
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作者名:旭 | 作成日時:2020年1月2日 20時