甘々苺と恋しません？２ (ページ22)

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★Happy　Birthday 　　莉犬くんページ22

みお。様！ありがとうございます！

- 生まれた日には -

　5月24日、思わず目を瞑ってしまうほどの快晴！

　今日は、親愛なる彼氏、莉犬くんの誕生日です！

　午前中はとても優しい仲間たちにお祝いをしてもらうらしいので、私主催の誕生日会

は午後からです。

　苦手なお菓子作りも頑張ってみて、莉犬くんが選んでくれた赤色のワンピースも着て

みて、お部屋も綺麗飾り付けしてみました。

　莉犬くんの好きなご飯も並べて、プレゼントも赤色のネックレスを買いました。

　私は莉犬くんが誕生日というのを忘れている設定なので、今からどんな反応をしてく

れるか、とっても楽しみです。

　にしても朝のアピールは可愛かったなぁ。

「ねぇ、今日はいい朝だねぇ」

「楽しみだなぁ」

「……なにもないの？」

「リスナーさんは、祝ってくれるのに…」

「忘れちゃったの…？」

　最終的に、なにが？って聞いたら、見えない尻尾と耳をすんごく小さくしてたなぁ。

　忘れてないから、

『早く帰ってこないかな…』

　スマホを見ると、帰ってくると言っていた時刻から一時間は過ぎています。

　莉犬くんのTwitterを見れば、

《今日は、俺の……！

　20時から……？

　みんな、お祝いして……？！》

　と更新がされてました。

　こんなのを見て、私の方が先にお祝いするもんなんて思っちゃったり。

　すると、玄関の方から、ガチャッと扉が開く音がしました。

　見ていたスマホを置いて、用意していたクラッカーを準備します。

　そして、リビングのドアが開いた瞬間、

　パーン！！

「っわああぁ！？」

　思いっきり、クラッカーが鳴りました。

　莉犬くんは、

「なになに！？

　……クラッ、カー、？」

　良い反応。

『誕生日おめでとう！莉犬くん！』

　そう言ってとんがり帽子を頭の上に置いてあげると、目をパチクリした後、ニカッと

笑って

「ありがとうっ！」

　やっぱり莉犬くんは笑ってる顔が一番かっこいいです。

『生まれてきてくれてありがとう、莉犬くん』

「…こちらこそ」

　そう言って、優しくキスを。

　そして、放送の時は、

「なに食べてるか？

　大切な人が作ってくれたケーキ！」

　幸せそうでなにより！

　 fin.

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　こちらの ☆ マークのものは削除させていただきました。

　二個あったのですが、勿体ないと思ったので、

　勝手ながら削除しました。

1月25日旭