甘々苺と恋しません？２ (ページ3)

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★高校時代　　ななもり。くんページ3

UNICORN 様！ありがとうございます！

- 青春の一ページは… -

《今日の放課後、屋上に来てください。伝えたいことがあります》

　これは、いかにもありきたりな、LとOとVとEのレターじゃないですか。

　朝、下駄箱に入っていた貴方宛の手紙は、彼氏がいる身にとっては反応しづらいものでした。

『(なーくん、なんて思うかな…)』

　溜め込みやすい体質の貴方たちは、何かあったら相談するというルールがあります。

　付き合った時に決めたもので、今でも守ってる私たち偉い。

　なんて、悩みながら教室に行き、彼を呼び出します。

「どうしたの、ももか？」

　人気のないところまでくると、なーくんは目をきょとんとさせて尋ねてきます。

『あのね、』

　そう切り出して、この数分であったことを話します。

　話し終え、彼の顔を窺うと、別になんとも思っていないような顔です。

『なーくん、？』

　心配になってきくと、彼は貴方の頭をポンポンとして、こう言ってくれます。

「ももかは、俺のことだ～い好きだもんね？」

　だから大丈夫。

　そういう彼の言葉は、彼自身に言い聞かせているようでした。

　話し終えた貴方が、教室に戻ろうとすると、後ろから腕がグイッと引っ張られ、彼は、首に顔を埋

めてきます。

『どうしたの？』

　そうきいても、返答はありません。

　しかし、少ししてから

「…俺、やっぱり不安みたい…。

　ももかのこと信用してないってことじゃなくて…。

　誰かにとられるんじゃないかって……不安だ」
　

　抱き締める力を強めてきます。

　貴方も、不安な彼を安心させるように優しく抱きしめ返してあげてください。

　抱き締めると、彼は

「消毒だから……んっ」

　
　都合のいい言い訳を使って、貴方の首に噛みつき、紅い華を咲かせます。

　放課後は辛そうな笑みで送り出してくれます。

　ですが、強がっていますよ、彼。

　なので、用事が済んだら、彼のもとへ貴方から抱きつきに行ってください。

　強く強く抱き締めるとその何倍にも強い力で、でも優しく抱きしめ返してくれます。

「ももかは俺しか見ちゃダメだから。

　ていうか、見るな」

　あなた以上の人なんて、いないよ。

　 fin.

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　高校時代編、終わりました！

　リクエストしてくれたUNIちゃん！

　ありがとう！また待ってるね！

1月4日旭