★小学生時代 ジェルくん ページ12
本の猫 様! ありがとうございます!
- 6分の3 -
「わぁー!すごーい!」
どこからか、感嘆の声が上がりました。
目の前では、機械がおかしをつめています!
そうです!
今日は、わたしたちがまちに待った、社会科見学です!
わたしたちの学校が当たったのは、有名なおかし会社!
班の四人行動で、会社内を進みます。
班長さんを中心に回るんですが、わたしたちの班長さんは元気すぎて、少し心配です。
「はーい!みんないくでー!」
おれについてきてやー!なんて、大きな声を出して、先生にしかられているのは、わ
たしたちの班
長さん、ジェルくんです。
じゆう行動が始まって、まっさきにかけだすジェルくん。
ちょっと…。
ほかの二人もあきれながら、はしゃいでいるジェルくんをおいかけています。
「ももかちゃんも、おいでやー!」
てまねきしながら、わたしの元へ走ってくるジェルくん。
わたしも走って行こうとしたら、
ドンッ!
横を歩いていた友達にぶつかられました。
『っわ!』
とっさのことで、身がまえるよゆうも無くその場にしりもち。
おしりが少しじんじんします。
「ももか!」
だれかがさけんだと思ったら、ジェルくんがぜんそく力でわたしに向かって走ってきてくれていま
す。
「大丈夫なん!?
けがしてない?どっか打った?」
着いたしゅんかん、いそがしく目をぐるぐる回して、わたしの心配をしてくれます。
もう目はじゃっかん、なみだ目。
『大丈夫だよ、ありがとう』
まるで王子様のように手を差し出してくれていたジェルくんの手を、ドキドキしながらつかんで立
ち上がります。
「いや、おれはいいんやけど……。
ももかは大丈夫なん?」
まだ、心配とでも言いたげに、じっと目を見つめてくるジェルくん。
わたしの名前もちゃんづけが取れています。
少しいたいけど……とも言えず、わたしは大丈夫だよ、と返しました。
「…次は絶対助けるから、!」
それからジェルくんは、社会科見学中、ずっと手を繋いでくれていました。
『わっ、!!』
「っと!
…ったく。大人になっても相変わらず、危なっかしぃなぁ」
『すみません…』
「……まぁ、俺がいつでも守ってやるけど///」
『んふふ。ありがとう!頼りにしてますね?』
「はいはい。お姫様」
なんて、手の甲にキスを落としてくれる彼は、きっとほんとに王子様。
fin.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:旭 | 作成日時:2020年1月2日 20時