甘々苺と恋しません？ (ページ23)

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★幼児化してたら　　ころんくんページ23

- ちっちゃくなっちゃった！ -

『きょ、きょ、きょ、きょろんくん！』

　編集終わりの彼とリビングでお昼寝。

　結構寝たなぁ、なんて思いながら起き上がってみると、私の体は四歳児程の幼児体型になっていま

した！

　何で、意味がわからない。

　頭にハテナマークを浮かべながら、隣ですやすや眠っている彼を叩き起こしました。

「んー何。僕まだ眠いんだけど、

　ってえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！？」

　ころんくんの大声が家全体に響き渡った。

　さすが発狂マシーン56号。

『うるしゃいよ、きょろんくん』

「え！？ももか！？

　ももかなの！？」

　私を指差しまじまじと見られる。

『しょうだよ、私。ももか』

　えぇ…‥なんてまだ余韻を残しながら、どうしてこうなったかとかはしっかり考えてくれている。

「……よし、ゲームしよう！」

『にゃんでだよ！』

「いやぁ～、考えてもわかんないじゃん？

　別に、ももかが変な実験とかしたわけじゃないし。

　だったら戻るまで待とうよ」

『んぅー。しょうするかぁ…』

　諦めてはいないが、一旦放置する事にした。

「にしても、」

　ゲームを準備しながら、彼がニヤリと笑った。

「滑舌、凄いねぇ。

　僕の名前だって、言えてなかったじゃん」

　こいつ…！

『うるしゃい、うるしゃい』

「えぇ？w

　ころんくんっていつもみたいに呼んでみてよー。

　ほら、こ・ろ・ん」

『きょ・ろ・ん……/////

　もうゃっ！』

「っ～！！///

(何あの可愛いい生物！？ちょっと、変な性癖目覚めそうなんだけど！？)」

　何故言えない？

　ころんくん → きょろんくん

　うん、可笑しい。

　あ。

『きょろんくん、ゲーム始まったよ』

「ん？あぁ。

　やろっか？」

『うん！』

　壁をダンダン叩いていたころんくん。

　どうしたんだろう？

　その後は、ころんくんと何故か小さくなった私で色々なゲームで遊んだ。

　コントローラーが大きくて、上手く指が動かなくて、ころんくんの膝の上で一緒にやったりもし

た。

　そして、私たちはゲームに没頭しすぎて、また寝落ちしてしまった。

　次、起きた時にはもう元に戻っていた。

　ころんくんは、

「もう絶対こんなチビのお世話はしたくないねっ！」

　なんて言ってたけど、将来はいいパパになりそうだなって思ったのはここだけの秘密。

　 fin.