甘々苺と恋しません？ (ページ14)

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★女の子の日になってたら　《大人組》ページ14

- 辛くて、痛いです、 -

＊さとみくんの場合＊

「顔色悪いな、熱でもあるの？」
　朝から起きるのが遅かった貴方。心配した彼は、風邪でも引いたのかと聞いてきます。
　力なく首を振って、お腹を撫でると、あぁと察してくれた彼。
「ココアでも飲む？」
　頭を撫でながら、聞いてれます。お願いすると、少し甘めのココアが出てきました。
　二人で飲みながらテレビを見ます。その時もお腹を撫でてくれている彼。
　貴方が体調の悪い時は付きっきりで看病をしてくれる彼。こういう時も優しさがにじみ出ています。
　このココアは優しい彼に似てるなぁ、何て柄にもなく思ったり。
　そして、こんな日もありかなとかも思ったり。

＊ジェルくんの場合＊

「ももか、これかけとき。
　お腹冷やしたらあかんやろ」
　朝食を取り終えた途端、ブロンケットを持って来てくれた彼。
　いつもはふざけているけれど、こういう時はとても優しい彼。
『あ、ありがとう』
「いえいえ、可愛えぇ彼女の為なら。
　でも、一週間できないのかぁ、やだなぁ」
　前言撤回。最低です、この人。
　彼女の心配より、自分の性欲が大事か！
　不貞腐れてムスッとしていると、
「嘘やって。
　そんな顔すんなって、あっためておいて、はよ終わらして、

　早くしよ？」

　するから、もう少し待ってて？

＊ななもり。くんの場合＊

「ももか、そろそろ起きよーよ。
　いつまで寝てるんですかー？」
　朝。お腹の痛みが酷い三日目。
　彼氏のなーくんの優しい声も今は耳に入らない。
「もしかして…。
　今、スープ持ってくるから待っててね」
　なんて優しいんでしょう。
　無言で察して、スープという救済処置もくれるというのです！
　一旦側を離れると、スープを持ってまた寝室に来てくれました。
「辛かったら言ってね。
　我慢だけはしないでね、ももかが倒れたら、俺悲しいから」
　そう言って、優しく微笑んでくれます。
　スパダリ力パネェ。