♯４ 転校先 エンゼル☆パイ ページ5
朝、寝室に目覚まし時計のアラームが鳴り響く。
そのアラームがAの耳にも入ってきて、
上半身を起こした。
「…朝か。」
辺りを見回すと、ダンボールの山がまだあった。
「そうだ、私…」
今日から、新しい学校に…ん？
学校…
「あぁっ！！ 学校だ！」
Aはすっかり忘れていたことがあった。
そう、今日から新しい学校に行くのだ。
「ヤバイ、ヤバイ、いま何時！？」
Aは慌てながらも、時計を見た。
短い針が…６を指していて、
長い針が１２を指している。
「あぁ、良かったぁ…。」
新しい学校には、７時半に着けば良いと父から言われていたので、
ホッと胸を撫で下ろした。
そのままAはリビングに行って、朝食を摂った。
・
７時ちょっと前になって、Aは玄関で靴を履いた。
「よし、行ってきます。」
Aは誰も居ない家にそう言って、扉を開けた。
「っ！」
扉を開けると、隣の家の子…アスカちゃん家から
一人の男の子が出てきた。
同居してるのかな？
「あ、おはようございます。」
Aがそう言うと、彼は「あぁ、どうも。」といった。
なんとも無愛想な人である。
「…アスカが昨日はしゃいで言ってた。」
彼はそう言いながらかばんを肩にしょった。
「？ 何を？」
「隣に、人が来たって。」
「そうなんだ。よろしくね。」
私は手を出しながら言った。
けど、彼は「宜しく。」と言っただけで、手は握ってくれなかった。
「…紅月圭。」
突然彼が下を向きながら言った。
それを聞き、Aは「え？」と言ってしまった。
「…名前。」
その一言で彼の名前だと分かった。
「あ、私は、
彼と話した初めての日であった――。
．
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月音 - 更新停止悲しいです。更新お願い申し上げます。 (2020年4月30日 15時) (
レス) id: d5a19f263d (このIDを非表示/違反報告)
照蘭 - めっちゃいい話ですね！続きが気になります！更新頑張ってください！ (2018年7月18日 22時) (レス) id: 38ae65cfeb (このIDを非表示/違反報告)
シルクル(プロフ) - 皆様、長らく放置してしまいすみません。二人でこれからも頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2017年9月24日 0時) (レス) id: 0e8de17631 (このIDを非表示/違反報告)
りず - 続きを書いてください。お願いします。 (2017年9月14日 20時) (レス) id: 3c63d6cd76 (このIDを非表示/違反報告)
禮亞 - 面白いです！更新頑張ってください！ (2015年3月26日 19時) (レス) id: 6a3137f23d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エルザ＆エンゼル☆パイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ennzerupai/
作成日時：2013年10月13日 22時
