#5 ページ9
「此処だ」
わぁ…！
広い！！
「今ファインダーがいるから相手してやってくる」
『分かりました。じゃあ私は…』
「…そこで見てろ」
『はい！！✨』
凄く綺麗な場所…。
ファインダーさん達もやるんだ…。
あ、そろそろかな？
「おい」
ファ「か、神田さん！」
「てめぇら暇だよな？」
ファ「もももももちろんです、！！」
「俺が相手してやる」
ファ「ありがとうございます…！」
…30対1…。
始まった。
…？
私一秒目をそらしただけなのに？！
もう10人も倒れてる…！！
次々にファインダーさんを倒していく。
ゆ、ユウ様すごい…。
「Aー！帰んぞ」
『あ、え？！』
「あ？どうかしたか」
『いえ、なに…も…』
「…」
「本当の事言え」
『えっと、わ、私も組手してみたいな〜なんて…あはは…』
「もっと早くいえよ」
え
「…だが…その…あんまり飛び跳ねんな」
『あ、はい』
ちょっと照れてる。
「…ﾁｯ…じゃあ始めるぞ」
『はい！！』
…速い…
というか…
私は…
私は…
逃げる専門なんだけど？！
武器だけども！！
中身は人間(？)！！！
『ちょっと待ってくださぁああああいぃ！！』
「…？」
「どうし…た…」
『…え、えっと、え？』
「…ｸｯｿ…痛てぇ…」
切り傷…？！
どうして…？！
…あっ！
私が通った軌道が刃になってたのか？！
「Aは…大丈夫か…？」
『私よりユウ様です！！えっと、医療班を！！』
「いや…俺はいい」
でも、自分の主君を自分で傷つけるなんて…！！
『では、』
私は傷口に手を当て、古代語を話す。
「痛くね…え…」
元どおり。
『良かったです…！！』
えっと、ついでといっては難ですけど…
私は心臓のあたりに手をかざし同じ処置をした。
「…おい…うそだろ…」
印はみるみると小さくなる。
『気分はどうですか、』
「…すげぇ…」
『良かったです…！でも…代償も…あるんですよね…』
「おい、A！！」
私は頭を抱える。
『いっ…！！』
光を放ったと思った矢先…
「…は？」
『っとー、ごめんなさい』
「いや…何があった」
『治癒の反動で…いつも耳と尻尾が…あはは…』
そう。
狐のようになってしまうのだ。
「とりあえず部屋戻るぞ」
『はい…』
またやっちゃったー！！
これ、なかなか治んなくて厄介。
ヤバい。
続く (更新停止中)
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