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隼「…ごめんな。」
『……何が?』
抱きしめられてるから、隼人がどんな顔をしているのかは分からないけど、声が震えているから、きっと泣きそうな顔のままなんだろう。
隼「…騙される方が悪い、って言ったこと…。
でも、お前には嘘なんてついてねぇから。」
私の体を少し離して、真っ直ぐ見つめてくるから、嘘じゃないことはすぐにわかった。
でも。
『嘘はついてない、けど。
………隠し事はある…でしょ?』
私がそういうと、ぐっと言葉を詰まらせた隼人は、私から目を逸らした。
『……まぁ、今は言わなくてもいいよ。
…今まで助けてくれてたから、隠し事はチャラにしてあげる!!』
隼「…ははっ…。なんで上からなんだよ!」
私の言葉に、大きく瞬きをした隼人は、我慢できなかった、というように笑った。
それから、隼人は何かを思い出すように地面を見つめていた。
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美紀 - 移行おめでとタメでごめんね (2019年2月11日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
上條 蕾(プロフ) - honoさん» !凄く嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年2月3日 20時) (レス) id: 8567a7d25a (このIDを非表示/違反報告)
hono - 好き (2019年2月2日 16時) (レス) id: 03d076c9eb (このIDを非表示/違反報告)
上條 蕾(プロフ) - なーなー@今日俺#最高かよ。さん» ご指摘ありがとうございます!!直させていただきました! (2019年1月31日 7時) (レス) id: 8567a7d25a (このIDを非表示/違反報告)
上條 蕾(プロフ) - 名無し79279号さん» コメントありがとうございます!隼人君との絡みですね!これから増やしていこうと思います! (2019年1月31日 7時) (レス) id: 8567a7d25a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上條 蕾 | 作成日時:2019年1月25日 20時