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10アルス ページ10
アキラ視点
俺は、ユズちゃんが好きだ。
と言っても今好きになった。
遡ること10分前。
ユ「♪〜!思い出の坂道を登る。僕と君の間に吹く風〜。
僕の思い伝えられるかな。最後のこの帰り道で〜。」
少し枯れたような甘い声がスタジオ中に響く。
バンドだから、他の音が響くはずなのにユズちゃんの声しか聞こえない。
目を閉じてもまぶたにユズちゃんの笑顔が浮かんでくる。
ユ.ア「君は悲しそうに笑った。その答えは…____________」
シンクロしたみたいに俺の気持ちと重なった。
気づけば、楽しそうに歌っているユズちゃん以外の人が全員コッチを見ていた。
顔が赤くなっていくのがわかった。
朴「先輩、顔真っ赤ですよ〜。」
ア「んなわけねぇよ！」
と言った感じで今に至る。
続く
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作者名：明日、バカになります。 | 作成日時：2017年7月15日 21時
