竈門家の忌み子の兄妹

13話･起床 ページ14

〜Aside〜

実｢＿＿＿＿ろォ｣


実｢＿＿＿起きろォ｣


実｢おい、起きろォ｣


　『(あ、不死川さんだ、起きないと…)』


蒼｢不死川さん…おはようございます…(寝起き)｣


実｢あァ、A起k


蒼｢A、朝だよ。起きれる？｣…｣


　『んー、おはよ…蒼希兄さん、それと…おはようございます…不死川さん…(こちらも寝起き)』


実｢目ェしっかり覚ますために、顔洗って来い。そっから、朝御飯食べて、稽古だァ。｣


蒼｢はーい…｣


　『(ｺｸ…zzzΖ)』


実｢はぁ…｣


朝に弱い2人は、起きても寝そうなので、


強制的に引きずりながら、洗面台へと、


連れていく不死川であった。


〜不死川side〜

実｢(朝になってもあいつら起きてこねぇ…)｣


ｶﾞﾗｯ


実｢おい、起きろォ｣→起きない


実｢おい、起きろォ｣→やはり起きない


実｢おい、起きろォ｣→蒼希は起きる


蒼｢不死川さん…おはようございます…｣


実｢(あとはAだけかァ。)あァ、A起k


蒼｢A、朝だよ。起きれる？｣…(こいつ…)｣


　『んー、おはよ…蒼希兄さん、それと…おはようございます…不死川さん…』


実｢(このまま稽古しても怪我するだけだァ)目ェしっかり覚ますために、顔洗って来い。そっから、朝御飯食べて稽古だァ｣


蒼｢はーい…｣


　『…』


実｢(こいつら…いつ寝てもおかしくねェな、
というか、Aはもう、寝てる…)
はぁ…｣


実｢(きっと、このまま放っておいても、どうせ、寝るだろォ、なら、運ぶしかねェな。)｣



ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ(引きずられ)


ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ(顔に水を掛けられ)


ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ(もう一度引きずられる)


実｢おい、朝御飯だァ。｣


蒼｢はい！ありがとうございます！(顔に水をかけられた時点で起きている。 )｣


　『あ、りがとう…ございます…(寝起きでも寝起きじゃなくても、余り変わらない。)』


実｢明日からは、もっと早くお前たちだけで起きるんだぞォ。｣


───────────
大正コソコソ噂話

実｢なんで、こんなに寝れるんだァ(ﾎﾞｿｯ)｣


蒼｢久しぶりのふかふかの布団が気持ちよくて…｣


　『(ｺｸｺｸ)』


実｢そうかィ、それは、良かった。｣


実｢それと、さっきは、引きずって悪かったな。｣


蒼｢あ、はい。｣


　『…(引きずられてんだ、私…)』

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