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1話・平和 ページ2

Aside

私にはあの日からの記憶しかない。

その日は、私が4歳を迎えた日だった。

その日は家族皆で町へ私への贈り物を買うために出掛けていた。
とても、嬉しかった。
帰り道の山の中、枯れかけている綺麗な植物を見つけた。
私は、何故か宿っている私の「植物を操れる力」を使って花を咲かせた。
とても、綺麗だった。
気づけば家族に置いていかれ、山道に1人だった。

その頃、家族は家に着き、私がいないことに気づいた。
蒼希兄さんは一目散に家を出て、私を探すために山道を1人で歩いたそうだ。

でも、私は鬼におわれていた。
物語の世界にしか居ないはずの鬼に。
その鬼の目は6つあった。
蒼希兄さんは私を見つけ、兄の「水を操れる力」で、鬼を目くらましして、私の元に来てくれた。
その鬼は目の前の出来事に驚きつつ、
「何故…血鬼術…」と呟いていた。
そして、「お主らの名はなんだ」と聞いてきた。

私は脅えていたため、無言だった。そんな私を助けようと蒼希兄さんは「なぜ、それを聞く」と言った。

鬼は「家族を探し、能力を手にする」と答えた。
私たちは恐ろしくなり、
鬼が話さないと帰してくれそうにないため、
家族を守るため、
月が綺麗な夜だから、
「月夜」と名乗った。
その鬼が「月の呼吸」を使うとかはその時は知らなかった。

そして、兄が水蒸気を操り竜巻を作り、
私が枯葉で再度、鬼の視界を奪い、逃げた。

今思えば、虐められていても、家族と離れていない。それは、平和だったのかもしれない。
私はあまりの恐怖で記憶を失った。
兄はそれを見て、必要最低限以外のことは無理に思い出させようとはしなかった。

────────────────
ラフテーそばです!
すみませんが、題名変えます!

更新しました。
(2020/05/07 12:50:25)

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ラフテーそば - 藍琉さん» !!お優しいお言葉感謝です。これからも頑張ってゆきます。 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 1655810bd0 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - とても面白かったです!!!続き楽しみです!!!!応援してます!!無理せず頑張ってください!!!!!! (2020年8月5日 17時) (レス) id: e2f068ce6d (このIDを非表示/違反報告)
ラフテーそば - 抹茶タピオカ2号さん» 神作!?ありがとうございます!!初めての作品なので、嬉しいです! (2020年6月27日 13時) (レス) id: 6e632861f6 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ神作だ〜(*T^T) (2020年6月25日 8時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
ラフテーそば - 藍さん» 凄く嬉しいです!本当にありがとうございます! (2020年5月23日 18時) (レス) id: 6e632861f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラフテーそば | 作者ホームページ:https://lin.ee/3Md0kiG  
作成日時:2020年5月5日 0時

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