end ページ44
「甘いもの好きなの？」
「あー…好きな子の店で買ってるみたいで」
「可愛い弟くんだね。
ギョンスくんと似てる？」
「全然似てません」
「そうなんだ？」
誰のチョコレートも受け取らないって言ってたやつが毎日シュークリーム買ってくるんだから
人って変わるもんだよな。
ジョンインに言わせれば僕も変わったらしい。
『だって去年まで全部食べてたじゃん。
マジでいらないの？
本命以外どうでもよすぎじゃない？』
ジョンインの好きな子がお菓子の勉強にチョコレート欲しいっていうから渡したのになんであんなに引かれたのか納得いかない。
「会ってみたいな」
「弟ですか？」
ああ、もう。
「会社のことすごく聞いてくると思いますけどご迷惑じゃないですか？」
「全然！全然いいよ！」
「じゃあ今度会ってやってください」
少し力を込めてAさんの華奢な手を握る。
Aさんにとっては何気ない会話でさえこっちは妄想が爆発するし
この人にはちゃんと言わないと分からないんだって経験済みだ。
「Aさん、分かってます？」
「えっ？」
「弟だけじゃないですよ。
うちの家族、紹介しますってことですからね？」
驚いたような顔をしたけれど
ぎゅっと手を握り返してくれる彼女。
ぜんぶぼくのものになればいい。
「何食べたいですか？」
「うーん…なんでも。ギョンスくん何か食べたいものない？」
「僕が作りましょうか？料理好きなんで」
「えっ！食べたい！！」
…この人は本当に。
「Aさんちか僕の実家の2択ですけどどっちにします？」
「えっ？あっ！
えーっと…掃除する時間くれる？」
「じゃあ買い物行ってる間に済ませてください」
「ゆっくり行ってきて！ね？！」
ヒールなのに駆け出していく後ろ姿を見送る。
一人暮らしの部屋に男を入れることがどういうことか分かってるのかな。
憧れの人だった。
今は思っていたよりずっと純粋で可愛い人だと知っている。
知っているけど
知りたいことがまだまだあるんだ。
「…とりあえず胃袋掴むとこからだな」
White Day KyungSoo's side end.
終わり
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ゆき(プロフ) - まどさん» まどさん！お返事が遅くなりました（ ; ; ）神回だなんて！そんな風に言っていただけて嬉しい限りです(/ _ ; )何を隠そうギョンスペンなので…ありがとうございます！！ (2018年3月7日 0時) (
レス) id: b13cdc72c6 (このIDを非表示/違反報告)
まど - ギョンス回は神回です！！！！めっちゃきゅんとしました、、、、 (2018年2月19日 17時) (レス) id: 348d09fd4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - あまいくりーむさん！こちらこそありがとうございます！本当のバレンタインは過ぎ去ってしまいましたが妄想バレンタインにもう少しお付き合いください^ ^ (2018年2月18日 0時) (レス) id: b13cdc72c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - トキメキバレンタイン最高です！たくさんのキュンありがとうございました！ (2018年2月17日 20時) (レス) id: 54cb611542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年2月13日 2時
