White Day Your side ページ41
「ギョンス先輩、シュークリームすっごいおいしかったですっ!今度自分でも買います!ありがとうございました!」
「そう、よかった」
ソヨンちゃんの元気な声に笑顔で返す彼。
便乗してありがとうと伝えると
Aさんにはお団子もありますよ、と耳打ちされて一気に体温が上がる。
いかんいかん、バレる。
小さく頰をつねってパソコンに向かった。
あれからまだ片手で足りるくらいしか2人で会ってない。
ギョンスくんが新しいプロジェクトの調整役として取引先との行き来が増えたり私の仕事が溜まってたり、なかなか予定が合わないから。
今日は少し話できるかな。
これじゃまだ片想いみたいだ。
「ジュンミョン課長のおかげで思いがけず早く帰れたね」
「まあパクさんのおかげですね」
バレンタインデーの1週間後くらいかなあ、ふたりが交際宣言をしたのは。
「急に婚約だもんねえ」
「あの人達のせいで僕達言うタイミング逃したんですから」
少し拗ねたような口調のギョンスくん。
かわいい。
「でもAちゃんがジュンミョン課長と結婚したら完全に同姓同名になっちゃうんだよね、私たち。今でもよく間違えられるのに」
それまでに部署異動があるだろうけど
それはそれでちょっと寂しいな。
「そういえばあのシュークリームすごくおいしかった。もういっこ食べたかったなあ」
「ああ、じゃあ家に来ます?多分ありますよ」
突然のお誘いにどきっとしたのは私だけみたいで、当のギョンスくんはうんざりした顔をしてる。
「弟が毎日買ってくるんです」
「甘いもの好きなの?」
「あー…好きな子の店で買ってるみたいで」
なにその理由…!
可愛い弟くんだね、と言うと彼は少し眉を下げて笑う。
「ギョンスくんと似てる?」
「全然似てません」
「そうなんだ?」
「はい。ものすごくモテますよ」
それって似てるんじゃ…
でも真顔で否定するだろうから敢えて言わない。
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ゆき(プロフ) - まどさん» まどさん!お返事が遅くなりました( ; ; )神回だなんて!そんな風に言っていただけて嬉しい限りです(/ _ ; )何を隠そうギョンスペンなので…ありがとうございます!! (2018年3月7日 0時) (レス) id: b13cdc72c6 (このIDを非表示/違反報告)
まど - ギョンス回は神回です!!!!めっちゃきゅんとしました、、、、 (2018年2月19日 17時) (レス) id: 348d09fd4a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - あまいくりーむさん!こちらこそありがとうございます!本当のバレンタインは過ぎ去ってしまいましたが妄想バレンタインにもう少しお付き合いください^ ^ (2018年2月18日 0時) (レス) id: b13cdc72c6 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - トキメキバレンタイン最高です!たくさんのキュンありがとうございました! (2018年2月17日 20時) (レス) id: 54cb611542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2018年2月13日 2時