103.サイキックサズ/窓拭き出来ない事態 ページ30
-RM・JH side-
黄金マンネが突然…本当に突然、Aさんをヌナと呼んで皆が動揺した。
薄々、ジミナがAさんに好意を抱いている事には気付いていたけど、まさかグガもなのか?と思うくらいの衝撃だった。
ジミナが猛抗議している。
何故か同意を求められているユンギヒョン。
俺とホソガは顔を見合わせ、アイコンタクトしてその場の状況を見守る事にした。
Aさんに謝り始めたグガ。
あの時の事、ちゃんと謝れて良かった良かった…と思っていたらAさんの姿が見えない。
ん?
え?
もう一度よく目を凝らし見てみると、もふもふウサギに埋もれているAさんの姿を発見。
やっぱりジミナが一番最初にグガに抗議している(笑)
まぁ、グガの言い分も分かる。
仲良くなりたいよな。
便乗して、俺とホソガもヌナと呼ぶ宣言をしていた。
それを聞いて、便乗するなと言うジミナ。
(ジミナも呼べば良いのにな?)…のアイコンタクトをホソガに送る。
ホソガも、(そうだそうだ〜♪)と返してくる。
アイコンタクトで会話出来る俺ら凄いよな?(笑)
何はともあれ少し落ち着き、皆一旦ソファの回りに集合していた。
………………………………
-JN side-
もしかしたら、Aさんは来ないかも知れないと本気で心配していたけど、美貴さんが「ただいま〜」と帰って来て、ジミナと二人玄関に一目散に駆けて行き、姿を見つけた時には物凄く安心した。
玄関で軽く挨拶を交わして中へ入り、リビングに入った時だった。
マンネがAさんを“ヌナ”と呼んだ…
何となく…
まだヌナとは呼んだら駄目な気がして呼べずにいたんだけど。
ジミナやユンギですら呼んでないからね…ダメダメ。
それが、一番Aさんと距離のあったグギが呼ぶんだもの(苦笑)
おまけにその後の行動には、心臓が口から飛び出そうだったよ…
それは反則!
ジミナとユンギの気持ちを考えたら…もう…
二人の想いを知ってるから、グギが何を思ってそうしたのか分からないけど、その理由次第では当分おやつ禁止令を出さなきゃ!
そんな中、グギがユンギに耳打ちしている。
一体何を言ったんだ?
その後、Aさんと一言交わし考え込むようにソファへ向かうユンギ。
AさんはAさんで、頬を染めてキッチンの方へ行ってしまった。
未だに興奮冷めやらぬ様子でプンスカしているジミナをテヒョナが宥めている。
まだ始まったばかりなのに…
何?このクライマックス感(笑)
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作者名:Miyoshi | 作成日時:2021年7月11日 2時