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昨日の帰りしなに、仮装のテーマをスタッフさんに伝え自分達が選んだ物より良い物があったら…と、お願いして帰ったのだけど…
それが間違いだった。
《ど…どうする…？
やっぱり自分達で選んだ方にします！って言う？》
YG《忙しい時間を割いて選んでくれたんですよね…
流石にそんな事言えないです…》
《だよねぇ…》
YG《もうヤケクソです。
腹括りましょう。
いっその事、Aさんを怖がらせるくらいで行きましょう。》
何度腹を括れば良いのやら…(苦笑)
いや！物は考えようだ。
パーティーなんだから、これくらいリアルな方が盛り上がる。
《ところで、ジミナはどんな衣装にしたんだろうね？》
YG《あぁ、確かに……ん？
ヒョン……あれ……》
《どうしたの？
……あ…》
BT21組の後ろから衣装を纏い現れたジミナ。
JM《ヒョ〜ン♪これ、どうですか？
美貴さんに聞いたら、Aさんはこれが凄く好きなんだって言ってたんですって♪ﾝﾌﾌ♡》
そう言いながら、BT21組とテヒョナの元へ走って行ってしまった。
YG《ヒョン…あれは……
反則じゃないですか？》
《うん…反則だね。
あれが許されるなら、僕だって今からでも衣装を変更するよ…
でも悔しいかな、ジミナにしか出来ない衣装だよね…》
YG《ですね…》
とある衣装で颯爽と現れたジミナ。
“《僕は、格好良いなぁって思われたいんですよぉ…》”
昨日のジミナの言葉がリフレインする。
《ユンギ…良いの？》
YG《何がですか？》
《ジミナ、本気の本気だよ…？》
YG《……分かってますよ。
俺だって、ふざけて狼男になってる訳じゃないです。》
《…うん、そうだよね…
ごめんごめん。》
YG《…ヒョン。行きますよ。》
僕らは選んだ仮装が仮装なだけに、今回は本格的な特殊メイクを…と思っていたけど、流石に時間もないから特殊メイク風のメイクの仕方を教わる事になった。
そう…大変なのはここからなんだ(苦笑)
家に帰ってから、自分達でメイクをする事を選んだから…
僕とユンギ、テヒョナの三人はメイクの指導を受ける。
プロなだけあって素人でも簡単に…でも本格的に見えるメイクの方法を伝授して貰った。
ユンギとテヒョナは、そう言った作業はお手の物だけど僕は違う…
ちゃんと出来るか不安だったけど、ユンギもテヒョナも
《協力するから大丈夫です！》
と言ってくれた。
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年7月11日 2時
