98.吉報 ページ21
-JN side-
日本滞在11日目
お昼前に美貴さんが帰って来て、僕らを昨日の貸衣装屋さんへと送迎してくれている。
皆、気になってそわそわしているのは言うまでもない。
Aさんは今日、パーティーに来てくれるんだろうか…
JM《美貴さんっ！》
《なんや〜？》
JM《もぅ！ニヤニヤしてないで教えて下さいよぉ…》
《何を〜？》
JM《うぅ〜…》
《美貴さん(苦笑)
ジミナを苛めないで下さいよ。》
《そんな事言うても、可愛い反応でつい…ね(笑)》
YG《で？どうなんですか？》
《来るよ〜》
JM《本当の本当にっ！？》
《ほんまやで〜♪》
TH《ジミナ！良かったね♪》
JM《うぅぅ……》
JH《やぁ〜、ジミナ〜！
スマイル♪スマイル〜♪》
JK《嬉しいのはジミニヒョンだけじゃないですよ。》
RM《グガ、お前も嬉しいのか？》
JK《…僕は……謝りたいだけです。》
《とにかく！
皆、分かってると思うけど…
Aちゃん、皆とは初対面と変わらないと思うてな…
一応、一度顔合わせはしてるんやで〜…って、話はしとるけど…》
YG《分かってます…》
JM《…………》
Aさんが来てくれる事になって浮かれた空気が、一瞬にして引き締まった。
TH《ん〜…この前も言いましたけど、1から始めるって決めたじゃないですか。
その為の今日のパーティーですよね？
暗くなるのは止め止めっ♪》
JH《やぁ〜、テヒョナ！
僕もそれに改めて賛成だ〜♪》
RM《だなっ！ついつい重く考えちゃうからな。》
テヒョナの言葉でまた場が明るくなる。
バランスの取れたこのメンバーは、やっぱり最高の家族だ。
《着いたで〜》
皆でゾロゾロと車を降り、それぞれ衣装を受け取りに行く。
BT21組が、出来上がった物を試着している。
チラッと見たけど、とんでもないクオリティだ…
一体、ここの職人さんは何者なんだ？
YG《ヒョン…
昨日ここのスタッフに伝えておいた俺らの衣装です。》
ユンギが僕とユンギの仮装である、フランケンと狼男の衣装を手に飄々と向かって来る…ように見えた…
そう…飄々としている風のユンギの顔が、普段より白く見える…
ふとユンギが手にしている衣装を間近で見ると…
《うわぁ…ちょっと…
引くくらいリアルじゃない…？》
YG《……はい。
俺もここまでとは思いませんでした。》
自分達でも選んだけれど、バリエーションが沢山あって選び切れずにいたのだ。
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年7月11日 2時
