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軽く済ませようと思っていた。
そんな考えをまた読まれている…
好きな人としたキスは、驚く程に気持ちよかった…
あの感触、感情を忘れたくない…
僕は、自分の愚かさを呪った。
今日、何故ここに来てしまったのか…
Aさんとの出会いから、この数日の楽しかった出来事全てが…
全部、真っ黒に塗り替えられていく…
でも…僕はAさんを守ると決めた。
(この人とするキスに、意味なんかない…)
そう何度も心の中で唱えた。
僕は、ゆっくりと足を進め彼女の前に立つ。
Aさんより背が高く、僕とそんなに変わらない身長。
僕を見つめる瞳。
うっすらと笑みを浮かべている口元。
まるで魔女みたいだ…
躊躇している僕に痺れを切らしたのか、彼女が僕の服を掴み引き寄せる。
「さぁ、して？」
(何も考えるな！
Aさんの事だけ考えろ！)
僕の脳がそう指令を出す。
昨日のAさんとのキスを思い出し、目の前にいるその人の事を遮断した。
僕は、彼女を抱き寄せキスをする。
「…ぅ…ん……」
公園とは言え、もう日も落ち薄暗い。
居るのは僕らと、韓国語を話せる男性だけ。
………………………………………………………
どれくらいそうしていたか…
彼女が納得出来たようで、自ら唇を離す。
「“結構情熱的なのね…
貴方の事だから、Aの事でも想像してたんでしょ？”」
《………》
「“まぁ、良いけどね…
約束通り、今後Aには関わらないわ。”」
《“本当に……？”》
「“本当よ。”」
「佳織…
そろそろ行こう…」
「“じゃあね。”」
彼女らが去って行く。
………………………………
《はぁぁ……》
僕は、深いため息を吐いた。
泣きたい気持ちだ。
罪悪感が襲ってくる。
(何でこんな事にっ………)
すっかり日が落ちるまで、僕はそこから動けずに居た。
………………………………………………
家に帰ると、皆も帰って来ていて夕食を食べていた。
JN《お帰り〜。
遅くなる時は、ちゃんと連絡してくれよ。
お世話になってる身なんだからね？》
《ごめんなさい…》
JH《ほら、ジミナも早く食べよう！》
《はい…いただきます…》
YG《………》
全くと言っていい程、箸が進まない。
皆が心配してくれるけど、理由は言えなかった。
皆の事も裏切ってしまった気分だったから……
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姫星(プロフ) - 初めまして！お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです！もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (
レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして！コメントありがとうございます！パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました！よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年4月9日 2時
