68.音色 ページ16
-JM side-
あの人が去って行き、皆が少しだけどホッとしていた。
僕は、ヒョン達にバレないように美貴さんに話し掛ける。
《美貴さん…あの…》
《どないしたん？》
思いもよらず大きな声。
《しぃぃぃぃ！！》
《何よ(笑)》
《あの…
ヒョン達には内緒にして欲しいんですけど…》
《うん。》
《Aさんの家に行きたいんです。》
《…それ、内緒にする必要あるん？》
《…一人で行きたいんです。今夜。》
《今夜？！》
《だから！しぃぃぃぃ！》
《急やん…何で今日？》
《……さっき、あんな事があって…。
とにかく、早く謝りたいんです。
自己満足なのかも知れないけど、僕はAさんの事ちゃんと信じてる、だから僕の事も信じて欲しい、守るからって言いたいんです。》
《……う〜ん…。
行っても会えるとは限らへんよ？》
《はい。
それでも、お願いしたいです。》
《じゃあ、一旦帰ってからにしよう。
送ってたげる。》
《ありがとうございます！》
YG《何がありがとうなんだ？》
《わぁぁぁ！！》
YG《何だよ(苦笑)》
《何でもないで〜す(汗)
さぁ、美貴さん早く帰りましょう！》
《はいはい(苦笑)》
YG《……？？》
家に着いた後、結局美貴さんは皆に僕を連れてちょっと出掛けると言い、車に乗り出発する。
《美貴さ〜ん、何で内緒にしてくれなかったんてすかぁ〜(泣)》
《何処に行くとまでは言うとらんのやから、別にえぇやん。》
《それはそうですけどぉ…。》
ぶーぶーと文句を言う僕を尻目に、車を走らせる美貴さん。
夜だからか道は空いていた。
美貴さんの家からAさんの家までは結構遠かった。
空いてても小一時間掛かった。
職場も美貴さんの家からの方が近い。
何でこんな遠い距離の職場に通ってるんだろう…？
《着いたよ〜。
でも部屋の電気点いてないなぁ。
寒いけど、ちょっと出て階段で待っててみようか。》
《はい。
うぅ〜！寒い…》
パーカーのポケットに手を入れる。
《ん？》
何か入っている。
紙ナプキン？
広げてみると、何か番号が書いてある。
《なにそれ？》
《さぁ、なんでしょう…》
《携帯の番号やん。誰の？》
《いや、分からないです。》
《何や、怖いなぁ。
でも気になるなぁ…》
《後で確認してみます。》
5分程待っていると、こちらに歩いてくる人影。
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姫星(プロフ) - 初めまして！お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです！もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (
レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして！コメントありがとうございます！パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました！よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年4月9日 2時
