第2話��ゾディアック ページ16
･
翌日。KSBCの近くの交差点で要くんと合流。
歩いてたら辰さんと由美さんにも会った。
そのまま皆でKSBCへ。
部屋の中から何やら話し声が聞こえる。
長篠｢本当に大丈夫なんですかね。
元犯罪者を雇うなんて」
｢こっちは必死で、キャリア詰んでるのに。」
｢ここは機密情報も扱ってるしな。」
なんだ、悪口か。
人間って大人になってもそういう所は
変わらないんだね。可哀想。
どうするんだ？と思っていると、
気にする様子もなく要くんが私の手を掴んで
部屋に入っていく。
長篠｢ほんとですよ。もし悪用なんてされたら」
他の捜査員たちは私たちに気づいて直ぐに席に戻ったが長篠さんが少し遅れて気づいて話すのを辞めた。
小牧｢どうぞ続けて？気にしないから」
『今日も元気そうで何よりですー。
でも口より手を動かせたらいいですね』
なんだかムカついて嫌味を言ってみた。
案の定、長篠さんに睨まれる。
『はは』
要くんは昨日の席に一目散に足を運んで荷物を置いて座る。私もその隣へ。
長篠｢ちょっと！勝手に座らないで｣
小牧｢ねぇ、不審者検知システム触らせて」
長篠さんの制止を無視して話す要くん。
長篠｢それはプロパーの権限がないと使えません。」
小牧｢うん。だから聞いてるんですけど。
解除コード教えてくださいよ。
知ってるんですよね？あなた。」
辰さんが、歓迎されて何よりだみたいなことを言ってる。どこがだよ…。
そういえば今日は水曜日だ。
由美さんが家族と過ごす大切な日。
敢太くんすごくいい子なんだよ。
私にも優しくしてくれるし、
由美さんのお母さんのご飯もすごく美味しい。
早く帰れるように頑張らないとね。
そんなことを考えながら座っていると
KSBCに1本の電話がかかってきた。
何で連絡先知られてるんだろう。
島原さんと響介さんが急いでやってきた。
島原｢KSBC総括責任者の島原です」
すると相手はこう言った。
【今朝、2人殺した】
島原｢本当の話ですか？」
長篠｢メールが来ました」
『アドレスまで知られてるの？やばぁ』
そのメールには動画が添付されていた。
長篠｢ウイルス感染はありません。」
長篠さんが動画を開き、モニターに映し出す。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 646人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：らぎ
| 作成日時：2021年2月16日 17時
