Episode.10 ページ13
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目黒｢おはよ｣
平川｢おはよー！｣
『おはよー』
校門の近くで目黒くんと平川さんに遭遇。
何だか珍しい組み合わせだけど…
目黒｢この前言ってたCD持ってきたよ｣
平川｢え！ほんと？ありがとう｣
なんだかいい感じじゃないか。
樹は樹で同じ学科の友達と上手くやっている。
サッカー仲間が出来たって嬉しそうだったな。
『あ〜…私先行ってるね！』
平川｢え、一緒に行こうよ｣
『でも目黒くんとまだ話したいでしょ〜？』
私がそう言うとわかりやすく2人とも頬を赤らめた。
可愛いかよ。
『じゃあごゆっくり！』
…とは言ったもののやはり1人は寂しい。
学生ホールの空いた席に腰掛けて、
1人でぽつんとスマホを取り出した。
そういえば岩本くんと深澤くんのLINE、
返してなかったっけ。
深澤昨日はありがとね!
よかったらまた遊ぼ
A遠慮します
岩本昨日は急にごめんな
ああ見えてふっか良い奴だから仲良くしてやって
Aいえいえ。
でももう会いません〜
｢あ、神崎さんおはよー｣
｢昨日はありがとねー｣
『あぁ、うん』
LINEを返し終わると、
昨日の合コンに参加した女の子たちが来た。
恐らく本命と思われる深澤くんと岩本くんは
ずっと私の横にいたけど彼女たちは楽しかったのかな。
｢もしかしてなんだけど、
深澤くんのLINEって持ってたりする？｣
『なんで？』
｢なんで？って…そりゃあ、ねぇ｣
『交換、しなかったの？』
｢うん…できなかった｣
出来なかった…か。
しようとする様子、一切見てないけど。
でもなぁ。
さすがに人の連絡先勝手に教えるのもなぁ。
『ごめん、個人情報だから難しいかも』
｢え、なんで？｣
｢あれ？もしかして狙ってんの？｣
私が断ると見当違いもいいところな
言葉が返ってきた。
あぁめんどうだ。
大人しくLINE渡せばよかった。
『全く狙ってないけど…』
｢じゃあよくない？｣
｢LINE教えるくらいみんなやってるって｣
仕方なく私は深澤くんのLINEを教えた。
必然的に女の子たちともLINEを交換。
すぐ消そうと決意した。
｢ありがと〜｣
女の子たちが去ったあと、
私はすぐに謝罪の深澤くんにメッセージを送った。
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ragi(プロフ) - momoさん» ありがとうございます！阿部ちゃん気象予報士の資格あるし、メンカラ緑だし理科っぽいかな〜って思って！笑 (2021年4月7日 19時) (
レス) id: 34421714a1 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - やっぱ、このお話好きですw阿部ちゃんが出てきて、数学の先生じゃなかったことにびっくりしましたwこれからのお話も楽しみにしてます！ (2021年4月4日 9時) (レス) id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ragi
| 作成日時：2021年4月3日 18時
